１定札幌市議会予特（６日）

（札幌市 2023-03-08付）

設置検討進める　もみじ台地域義務教育学校

　札幌市の高久政行都市計画部長は６日の市議会予算特別委員会で、もみじ台地域の義務教育学校設置について検討を進めていく考えを示した。

　市は、人口減少、少子高齢化、公共施設の老朽化など、もみじ台地域が直面する課題に対応するため、土地利用再編など今後のまちづくりの方向性を示す指針の策定を進めている。

　地域住民や事業者、有識者で構成する検討委員会の協議によってことし２月に素案をまとめ、地域中心部にあるもみじ台団地Ｅ１～６号棟敷地を候補地として義務教育学校を設置する方針などを掲げた。

　高久部長は「市における義務教育学校の設置方針と合致することから、地域の意見を聞きながら、まちづくり指針と併せて検討を進めていきたい」と述べた。

　一方、候補地の住民には高齢者が多く、転居などに不安を抱えることなどが考えられるため「入居者には今後も丁寧に対応していく」とした。

　また、４年３月に閉校したもみじ台南中学校の跡地について有効な活用方法を検討する考えを示した。

　こじまゆみ委員（自由民主党）、村上ひとし委員（日本共産党）の質問に対する答弁。

高校生のＰＲ活動全国にアピールへ　高校総体の準備状況

　札幌市スポーツ局は、今夏に道内で３６年ぶりに開催される全国高校総体（インターハイ）の準備状況について報告した。　

　インターハイは、道内１９道外２の市町を会場に開かれ、札幌市内では最多の１１種目が行われる。

　市は昨年３月に実行委員会を設立し、会場レイアウトや大会実施要項の作成などを進めてきたことを説明。また、競技別ポスターを高校生がデザインしたほか、ボランティアの高校生が北海道コンサドーレ札幌の試合会場でチラシを配布するなどのＰＲ活動を行ったことを報告した。

　金山泰亨スポーツ部長は「出場する高校生の活躍の場であることはもちろん、地元高校生が積極的に大会運営に取り組んでいく姿を全国にアピールできれば」と述べた。

　恩村健太郎委員（民主市民連合）の質問に対する答弁。

今夏に基本計画　美香保体育館の更新

　札幌市スポーツ局は、築５０年以上が経過する東区の美香保体育館の更新について、今夏をめどに後継施設の建設地や機能などの基本計画をまとめるとした。

　現在の美香保体育館は、夏季は球技などを行う体育館、冬季はアイスリンクとして活用している。昭和４５年完成で老朽化が進むが、建設後の用途地域の変更に伴い、現地建て替えができないため移転新築する。

　同局は今夏をめどに、市内のアイスリンク施設の今後の全体像を示す基本方針を取りまとめる。その後、美香保体育館の後継施設の移転場所のほか、具体的な機能や規模についての基本計画を策定するとした。

　金谷スポーツ部長は「交通利便性なども含めて総合的な観点から検討を進める」と述べた。

　小須田ともひろ委員（自由民主党）の質問に対する答弁。

(札幌市 2023-03-08付)