札幌市 ５年度避難場所運営研修　緑丘小など小中９２校に　図上型シミュレーションなど

（札幌市 2023-03-10付）

　札幌市危機管理対策室は５年度避難場所運営研修の実施校を決定した。緑丘小など小学校６６校、宮の森中など中学校２６校の計９２校で実施を予定。災害時の避難所運営能力の向上を目指して、避難所運営の基礎知識や運営イメージなどの説明、避難所運営に係る図上型シミュレーション研修などを展開する。

＝実施予定校は後日掲載＝

　避難場所運営研修は、指定避難所の開設・運営を担当する区職員、教職員および地域住民を対象に平成２７年度から実施しているもの。基礎知識や避難所施設等の確認、シミュレーション等を通じ、避難所運営に係る円滑な初動対応と基本的行動の確認を行い、災害時の避難所運営能力の向上を図っている。

　研修の実施会場には、各区体育館等を加え、全指定避難所（基幹）３０７ヵ所が対象。３年間で全会場での実施を目標としている。

　ただし、地域住民の参加重複を避けるため、近接する実施会場については同時開催とし、会場を輪番制としている。５年度は、約１００ヵ所において同研修を実施することとし、年度ごとの実施会場の選定については、別途計画する。

　研修では、避難所運営の基礎知識や運営イメージ、避難所に係る施設、資機材（防災行政無線、受水槽および備蓄物資等）について説明。また、避難所運営に係る図上型シミュレーション研修を実施する。

　５年度は、前年度から約３０校増やし、９２校での実施を予定。緑丘小など小学校６６校、宮の森中など中学校２６校で実施する。

　危機管理対策室では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大等によって、行動制限等の措置がなされている場合や研修会場において実施が困難となった場合、研修の縮小実施、延期または中止について検討するとしている。

(札幌市 2023-03-10付)