札幌市教委　市立高プレゼン大会　１２日に参集形式で開催　探究活動の成果発表など

（札幌市 2023-03-10付）

　札幌市教委は、１２日午前１０時から市立高校プレゼンテーション大会を３年ぶりに参集形式で開催する。会場となる市立札幌大通高校には、生徒や関係者のみが参集。初の取組として、各校で取り組んでいる探究活動の成果発表を実施。新たに市立札幌みなみの杜高等支援学校が加わり、９校の代表生徒が学びを通して気付いたことなどを披露する。

　市立高校、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部の生徒が自己の学びや経験等をもとに新たな市立高校等の魅力を発掘し、発表することで、他の市立高校等の生徒間で共有する機会とするもの。

　また、生徒目線で表現される新たな市立高校等の魅力を中学生および保護者をはじめとした市民に広く発信することで、市立高校等の存在意義についての理解・啓発を図るとともに、より多くの中学生が市立高校等への興味・関心を高め、自らの進路を主体的に探究する契機とする。

　新型コロナウイルス感染症の状況に鑑み、本年度は３年ぶりに一部参集形式で開催。生徒は特設会場の市立札幌大通高で発表する。観覧者は、後日アーカイブ配信を視聴。３月末ごろ市立高校ポータルサイトに掲載する予定だ。

　当日は、午前の部、午後の部の２部構成で実施。

　午前の部では、初の取組として各学校の探究活動の成果発表を行う。大会初参加の市立みなみの杜高等支援を含む９校から１４組が発表する。

　午後の部は、生徒が市立高校等での学びの中で気付き、発見した学校の魅力、特色等についての発表を行う。市立高校８校から代表生徒１人ずつ出場する。

　札幌市立高校・特別支援学校長会でプレゼンテーション大会を担当する市立札幌開成中等教育学校の宮田佳幸校長は「学びの中で気付いたことなどを通して、どのように成長したのか、それをどう生かしていくのか。生徒の発表を期待している」と話した。

(札幌市 2023-03-10付)