地域とのつながり実感　札幌東白石中　除雪奉仕

（札幌市 2023-03-09付）

地域の住宅周辺を丁寧に除雪した

　札幌市立東白石中学校（曽田政人校長）は２月中旬、地域住民の住宅周辺で除雪ボランティアを行った。生徒会の呼びかけで有志約２０人が参加。生徒たちは、スコップやスノーダンプなどの除雪用具を使って、地域の住宅の周りを丁寧に除雪した。

　同校では、例年除雪ボランティアを行っており、本年度は、白石区社会福祉協議会、まちづくりセンター、近隣町内会などの協力のもと、地域と連携して実施。また今回は、札幌市教委が実施するサタデースクール事業の一環として初めて行った。

　活動では、地域を除雪する活動を通して、地域住民とのつながりを考える機会とするとともに、除雪活動を通して、雪と共存しようとする心を養うことをねらった。

　この日は、生徒会の呼びかけで集った有志約２０人が参加した。

　除雪の開始に先立ち、東白石地区福祉のまち推進センターの中村昌彦運営委員長が戸建て住宅の雪との関わりについて説明。作業をする服装・道具や、ボランティアで他家の除雪をする際の注意点などについて解説した。

　次いで生徒たちは、除雪する住宅に移動し、２つのグループに分かれて２ヵ所を除雪。スコップやスノーダンプなどの除雪用具を駆使し、地域住民の家の周りを安全に配慮して丁寧に除雪した。

　曽田校長は「生徒たちには活動を通して、達成感やできた喜びを感じるとともに、今後も地域住民とつながる意識を持って活動に励んでほしい」と期待を寄せた。

(札幌市 2023-03-09付)