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校長室から―未来育む札幌の学校―　ウェルビーイング目指し　札幌市立札苗北中学校
（札幌市 2023-03-08付）

学校行事の避難訓練

▼わが校の強み

　近年、宅地造成によって生徒数が増加し、現在９３３人、２６学級の大規模校です。生徒・教職員の多さが本校の強みです。

　生徒は意欲的に学習や学校行事等に取り組み、朝の元気の良いあいさつから始まる活気ある毎日です。部活動も盛んで、運動部が男女合わせて１０部、文化部４部、その他個人部で活躍している生徒がいます。放課後も熱心に活動する生徒の声や楽器の音色が聞こえます。学校評議員や連合町内会の支援も大きく、校地の花フェスタ事業や交通安全標識の設置など様々な面で応援をいただいています。

▼生徒の成長に向けて

　人間尊重の教育を基盤に、教育目標として知性の錬磨、徳性のかん養、心身の鍛錬、情操の高揚の調和の取れた育ちを目指しています。

　ＨＰにも掲載の「ＳＡＴＳＵＫＩＴＡあったかプラン」を作成し「生徒一人一人のＷｅｌｌ―ｂｅｉｎｇと、その総和としての学校全体のＷｅｌｌ―ｂｅｉｎｇ」を目標として掲げ、一人ひとりが「自分が大切にされている」と実感できるような学校づくりを進めています。

　本年度は、３年ぶりに学校行事の多くが本来の時期に行われ、特に９月の学校祭は、生徒と教職員の活力あふれる行事となりました。

▼授業づくりの工夫

　１人１台端末の効果的活用を目指して、教務部と研修部に位置付けたＩＣＴ活用推進担当教員を中心に校内の実践例を紹介し、ＩＣＴ環境を整え情報共有しています。生徒は端末を用いて、興味・関心のある事柄を検索したりして、自分の思考を広げたり深めたりするとともに、自分の考えをプレゼンすることを通して、学びを共有するなど、活用の幅を広げています。

　小中一貫した教育では、近隣小学校との連携を強化し、９年間を通した子どもたちの学びや育ちについてのグランドデザインの具現化を目指します。

▼教職員への思い

　様々な境遇や個性のある生徒に寄り添い、保護者と信頼関係を構築しながら、温かく支援していることに感謝しています。

　教職員の「和」を大切に、個人の主体性と持ち味（熱意・誠意・創意）が発揮され、集団として認め合い、支え合い、高め合うチームを目指し、困難を一人で抱え込むことなく集団としてフォローし合える職場でありたいと考えています。