檜山校長会５年度総会・研修会　会長に江差小・谷口氏　１０月に教育研究せたな大会

（関係団体 2023-04-19付）

谷口光伸新会長

　【函館発】檜山校長会は１４日、江差町文化会館で５年度総会・研修会を開催した。本年度の教育研究事業として、１０月に教育研究せたな大会の開催を計画。役員改選では新会長に江差町立江差小学校の谷口光伸校長を選出した。開会あいさつで谷口新会長は管内教育の一層の発展に向け、教員の資質向上を高める研修活動の推進を誓った。

　役員選考委員会が本年度の役員選考を報告。新会長に江差小の谷口校長などを選出する案を提出し、満場一致で承認した。

　開会に当たり、谷口会長があいさつ。「校長は本会の使命である公教育の質の向上を目指し、先達が積み重ねてきた学校改善を基盤とし、檜山教育のさらなる発展を図る必要がある」と強調。学校教育の課題解決や教職員の資質・能力の総合的向上に向け「３月改定の教員育成指標を踏まえ、教育の専門家としての資質・能力を高める研修活動を推進し、情報の収集と発信に努めるとともに効果的で実効性ある研修としたい」と抱負を述べた。

　道教委の教育行政説明では、檜山教育局の坂井顕也義務教育指導監が登壇。校長としての基本姿勢や学校経営指導訪問の観点・重点の変更について解説した上で新たな教師の学びの姿の実現に向け、５年度全国学力・学習状況調査について説明した。

　議事では、４年度の会務報告や会計決算報告を承認したあと、５年度運営方針案および専門部活動計画案、会計予算案などについて審議。９項目を設定した活動方針のうち①教職員の資質・能力の総合的な向上②組織活動の活性化と充実③防災教育と健康安全教育の充実―の３点を重点項目に位置付けた。

　活動計画では本年度の教育研究事業として、１０月６、７日の２日間、せたな町ふれあいプラザで教育研究せたな大会の開催を検討。第１３次３ヵ年研究を推進し、第１分科会では「組織的マネジメントを生かした学校経営と校長の在り方」、第２分科会では「教育を取り巻く多様な課題への適切な対応と校長の在り方」を研究課題に設定する。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝全員新任、敬称略＝

▽会長＝谷口光伸（江差町江差小）

▽副会長＝笠松靖史（乙部町乙部小）

▽事務局長＝佐藤等（厚沢部町館小）

▽事務局次長＝宮腰屋由（乙部町乙部中）、中山晴生（江差町江差北小）

▽監査委員＝石澤修介（上ノ国町上ノ国小）、晴山泰文（乙部町明和小）

▽会計＝関田貴人（上ノ国町上ノ国中）

(関係団体 2023-04-19付)