札幌市　気候変動対策ガイド本　５年度版を作成　エコライフレポート等紹介

（札幌市 2023-04-26付）

札幌市気候変動対策ガイドブック

　札幌市は、気候変動対策ガイドブック５年度版を作成した。児童生徒に関わる取組をみると、エコ活動実践のための「エコライフレポート」やＳＤＧｓ協働ワークショップ「ＳＤコン」などを紹介している。

　市は気候変動問題を受け、令和１２（２０３０）年までに温室効果ガスを平成２８年比で５５％削減、令和３２（２０５０）年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロとすることを掲げている。

　目標達成への施策として①徹底した省エネルギー対策②再生可能エネルギーの導入拡大③移動の脱炭素④資源循環・吸収源対策⑤ライフスタイルの変革・技術革新―の５つを提示。気温上昇を抑える取組を進めている。

　ガイドブックでは、５つの施策に関する具体的な取組を紹介。市有施設の省エネルギー化や市立学校を含む２１１施設の太陽光発電設備導入などを報告している。

　小中学生などを対象としたものでは、エコライフレポートなど９つの取組を掲載。

　エコライフレポートは、児童生徒が夏・冬休みにエコ行動を実践するためのレポート表。家庭にエコ活動を広げるための取組としている。

　ＳＤＧｓに関連した取組では、ワークショップ「ＳＤコン」など３つを紹介。ＳＤコンは中・高・大などの若者と企業が話し合い、具体的な行動につなげるもの。ガイドブックでは、実際の様子が分かる写真を載せている。

　環境学習・体験イベント「環境広場さっぽろ」についても掲載。先進７ヵ国（Ｇ７）気候・エネルギー・環境大臣会合の札幌開催を記念した「環境広場ほっかいどう２０２３」を紹介している。

(札幌市 2023-04-26付)