檜山教頭会　５年度総会・研修会 会長に桜庭氏　厚沢部中 １１月に研究大会など開催

（札幌市 2023-04-26付）

桜庭新会長

　【函館発】檜山教頭会は２１日、乙部町民会館で５年度総会・研修会を開催した。事業計画では１１月に道公立学校教頭会第３ブロック研究会、教育研究厚沢部大会などを予定。理事研修会の開催や各町教頭会の活動交流を主体に組織強化に努めるなどを活動の重点に定め、後継者育成に向けた活動を進めていくとした。役員改選では、会長に厚沢部町立厚沢部中学校の桜庭一宏教頭を選出。桜庭新会長は、心理的安全性の高い教頭集団の確立に向け、決意を新たにした。

　開会に当たり、桜庭会長があいさつ。教頭会の意義や根拠となる目的について触れ「先輩らが築いてきた歴史ある檜山の学校教育の推進に向けては、教頭一人ひとりの資質・能力の向上が不可欠。組織としての研修が根幹となる」と強調。「各校で教職員が安心して子どもと向き合える環境を確保するためには、心理的安全性の高い教頭集団を確立する必要がある。各町教頭会や同会員で連携協力し、良いスタートを切りたい」と抱負を述べた。

　来賓あいさつでは、檜山教育局の坂井顕也義務教育指導監が近藤史郎局長の祝辞を代読したほか、檜山校長会の谷口光伸会長が登壇。谷口会長は「各校において校長が示した経営方針を受け、５年度の教育活動がスタートした。学校改善には教職員一人ひとりの資質向上を図るとともに、学校や行政と連携しながら進めていく必要がある」と強調。

　家庭、地域、行政から信頼される学校教育の充実に向け、教育課程と生徒指導、教職員の資質・能力の３観点から、実効性・有効性のある取組を求めるとともに、同会の発展を期待した。

　坂井義務教育指導監が学校経営指導訪問の観点および重点を説明したあと、前年度の会務、決算、監査を報告。

　議事では、本年度の活動方針と事業計画案を審議した。６月１７日にせたな町ふれあいプラザで学校運営研修会、１１月１０日に第５５回教育研究厚沢部大会を開催する計画を確認。道公教第３ブロック研修会は１１月２日に上ノ国町総合福祉センタージョイ・じょぐらで行う。

　本年度の役員はつぎのとおり。

　　　　　　　＝敬称略＝

▽会長＝桜庭一宏（厚沢部町厚沢部中）―新

▽副会長＝間宮真一（江差町江差小）

▽事務局長＝村田真一（上ノ国町上ノ国中）―新

▽事務局次長＝荒谷真一（江差町江差北小）―新

▽会計長＝野口智史（上ノ国町上ノ国小）

▽研修部長＝山本雅樹（せたな町瀬棚中）

▽監査委員＝栃木直子（乙部町乙部小）、鎌田瑞己（せたな町瀬棚小）

(札幌市 2023-04-26付)