総会で和泉会長を再任　部活動地域移行へ取組推進

（札幌市 2023-04-25付）

　札幌市中体連は２１日、市内の中島体育センターで５年度総会を開催した＝写真＝。活動計画では、外部指導者制度の充実、複数校合同チームの導入・実施など部活動の地域移行に向けた取組を進めていくことなどを掲げた。役員改選では、八条中学校長の和泉会長を再任した。

　冒頭、あいさつに立った和泉会長は、部活動の在り方について大きな転換期を迎えていることに触れ、一層の活動の充実などを目指し、持続可能な取組としていくため様々な改革、方針転換に取り組んでいることを示した。今後も「発足以来、一貫して取り組んできた中学校体育の健全な普及・発展を図るとともに、運動部活動の充実やスポーツを通じた人間性豊かな生徒の育成といった中体連の意義に対して組織を挙げて推進していく」と述べた。

　活動方針では、部活動の地域移行に向けた国や日本中体連の動きを踏まえ「大きな変革に適切に対応しつつ、限られた期間や予算の中で、より良い運営ができるように努力する」などの方向性を示した。

　活動計画には①部活動の振興と充実②各種大会の充実と競技力の向上③研究・研修活動の充実④全道大会・全国大会の開催と全道・全国大会への参加⑤関係機関との連携―の５点を重点に掲げた。

　特に①では、外部指導者制度の充実、複数校合同チームの導入・実施など部活動の地域移行に向けた取組を進めていくとした。

　全道大会の予選となる市中体連選手権大会は、６月１７日から７月１７日にかけて開催。市内で開催する全道大会は体操競技・新体操、ハンドボール、スキー（アルペン競技）の３種目となっていることを確認した。

　本年度の役員はつぎのとおり。

＝敬称略＝

▼会長＝和泉明一（八条中校長）

▼副会長

▽中央地区＝秀島起也（中央中校長）―新

▽北区北部地区＝窪田進二（太平中校長）―新

▽北区南部地区＝長縄聡（光陽中校長）―新

▽東区北部地区＝瀧澤佳実（栄中校長）―新

▽東区南部地区＝和田正教（美香保中校長）―新

▽白石地区＝石井貴司（北白石中校長）―新

▽厚別地区＝岸本淳志（信濃中校長）―新

▽豊平地区＝山下和幸（中の島中校長）―新

▽清田地区＝阿部広一郎（平岡中央中校長）―新

▽南地区＝横道幸紀（澄川中校長）―新

▽西地区＝井上博文（手稲東中校長）―新

▽手稲地区＝原田格（手稲中校長）―新

▼監事＝原田之彦（向陵中校長）、石橋秀二（柏中教諭）

▼事務局長＝秋川まどか（八条中教諭）

(札幌市 2023-04-25付)