札幌市中体連　５年度選手権大会　外部指導者の引率可に　やむを得ない場合校長判断で

（札幌市 2023-04-25付）

　札幌市中学校体育連盟（札幌市中体連、和泉明一会長）が主催する５年度選手権大会で、新たに外部指導者の引率が可能となった。日本中学校体育連盟の方針などを受けたもので、２１日の５年度総会で開催基本要項を決定した。日本中体連と同様に、学校事情等でやむを得ない場合に限り、学校長の判断によって可能としている。

　国が４年１２月に策定した「学校部活動および新たな地域クラブ活動の在り方等に関する総合的なガイドライン」では、大会等における外部指導者の引率を認めるなど、教員が引率しない体制を整える重要性を示した。

　ことし１月には、日本中体連が５年度全国中学校体育大会開催基準において外部指導者に引率・監督の資格を認める旨を加えた。

　これを受けて市中体連と市教委で協議を重ねた結果、市中体連主催の５年度選手権大会で外部指導者の引率が認められ、開催基本要項で引率者として新たに外部指導者を加えた。

　ただし、日本中体連の方針と同様、学校事情等によってやむを得ないと学校長が判断した場合に限り認めるものとし、基本は校長・教員の引率が望ましいとしている。

　選手権大会は、６月１７日の軟式野球、サッカー、卓球、バドミントンを皮切りに各種競技で行われる。

(札幌市 2023-04-25付)