札幌市教委　５年度札教研事業　春の集会　６月１３日に　秋は１０月１７日に開催へ

（札幌市 2023-04-28付）

　札幌市教委は、５年度札幌市教育研究推進事業（札教研事業）における活動の方向性をまとめた。春の研究集会は６月１３日の開催を予定。秋の研究集会は、より参加しやすくなるよう１０月第２火曜日から第３火曜日の開催に変更し１０月１７日としている。

　札教研事業は、管理職を含む各学校の教職員が小学校１１研究部、中学校１０研究部、小中合同５研究部の計２６研究部の中から１研究部に所属し、自主的・主体的な研究活動および研修を通じて資質・能力の向上に努め、各学校の教育の振興を図っている。

　各研究部の研究活動の成果を交流し、深め合う場として、春と秋に研究集会を開催し“教職員間の共同的な学び合い”を大切にした人材育成を進めている。

　新型コロナウイルス感染症の影響による中止やオンライン開催を経て、４年度は春、秋共に集合形式での開催を再開。直接授業を参観したり、対面で研究討議したりする良さを再確認した。

　２ヵ年継続研究の２年目を迎える５年度は、引き続き授業改善と人材育成を重点に据えた。

　授業改善では、学ぶ力の育成に向けて「“分かる・できる・楽しい”授業づくりの充実」をキーワードに掲げた。課題探究的な学習を取り入れた授業の充実を視点に、子ども一人ひとりの主体性を大切にした多様な学び、校内の“分かる・できる・楽しい”授業づくりを支えるマネジメントを推進する。

　人材育成では「世代（キャリアステージ）を越えて結び付く研究体制の充実」のもと、意図的・計画的・継続的な研究の推進、校種を越えた積極的な結び付きを図る。

　若手教員のフォローアップ体制を充実させるため、夏と秋の２回フォローアップ研修会を開催するほか、学習会や交流機会を設定する計画だ。

　春の研究集会を６月１３日、秋の研究集会を１０月１７日に開催する予定。秋については、諸会議や行事等との重なりを考慮し、１０月第２火曜日から第３火曜日の開催に変更。より参加しやすい体制を整えた。

　開催方法については、研究集会の最大の目的「授業力向上」に基づき、授業公開の場合は参集を基本としている。講演会などはオンライン、ハイブリッド形式での対応が可能としている。

(札幌市 2023-04-28付)