５年度の取組を確認　札教研事業第３回運営委

（札幌市 2023-04-28付）

札教研第３回運営委員会

　札幌市教委は２５日、市内のちえりあで札幌市教育研究推進事業（札教研事業）第３回運営委員会を開催した。説明や各研究部での協議を通して、５年度の研究推進に向けた取組について確認した。

　はじめに、教職員育成担当課の髙橋慶之研修担当係長が事業について説明。５年度の重点の概要や運営面での取組、札教研事業の見直しに向けた今後のスケジュールなどを示した。

　各研究部での協議に移り、研究テーマや推進計画、研究体制、研究集会の開催方法など５年度の研究推進に向けて活発に話し合った。

　最後に、各校長会の札教研事業担当者が助言。新琴似北中学校の中山明彦校長は、学校教育の重点に示されている「子ども一人ひとりが“自分が大切にされている”と実感できる学校づくり」を進める上で、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実、教科等横断的な視点を持ったカリキュラム・マネジメントの推進などの授業改善の取組が重要となることを踏まえ「札教研事業をはじめ様々な機会を自主的・主体的に活用しながら、教職員としての資質向上を進めて」と呼びかけた。

　また「それぞれの研究部の中だけの部分的な視点ではなく、これからの子どもたちが担っていくつぎの社会を見越した視点を持って札教研事業をリードしてほしい」と期待した。

(札幌市 2023-04-28付)