札生総連５年度総会　委員長に森田校長　北園小　１０月円山小で全道大会

（札幌市 2023-05-01付）

森田新委員長

　札幌市生活科・総合的な学習教育連盟（札生総連）は４月２３日、ホテルライフォート札幌で５年度総会を開催した。１０月に円山小学校で第３２回道生活科・総合的な学習教育研究大会札幌大会を開催することなどを盛り込んだ事業計画を決定。役員改選では、委員長に北園小学校の森田智也校長を選出。森田新委員長は、持続可能な組織に向けて「ことし１年、前向きに検討していきたい」と述べた。

　総会は、参集とオンラインによるハイブリッド形式で開催した。

　冒頭、渡部靖委員長があいさつに立ち、５月以降のコロナ対応の在り方が変化する状況に言及し「コロナ禍で、オンラインを活用した研修など、新しい形式が見えた。これまでの実践を検証し、さらなる深まりを」と呼びかけた。

　その上で、授業研究のさらなる充実、他地区との連携深化、会員数の増加などの重要性を示し「個別最適な学びや協働的な学びなど、児童一人ひとりに適した教育に対する生活科・総合的な学習の時間が果たす役割はこれまで以上に大きい」と強調。「教員一人ひとりの資質向上が目の前の子どもたちに帰ってくる」と述べ、一層有意義な１年になることを期待した。

　議事では、各部の活動報告、会計決算報告を承認したあと、５年度活動計画案などを審議した。

　活動計画では、１０月６日から２日間、第３２回道生活科・総合的な学習教育研究大会札幌大会を円山小などで開催することを決定。専門性向上を目指す研修会「侃侃諤諤（かんかんがくがく）」を５月以降隔月で開催することを基本に、広く全道に参加者を募ることを申し合わせた。

　このほか、従来は１２月以降に開催していた後期授業学習会については、参加対象や時期、実施方法などを検討し、より良い研鑚の方法を模索することを確認。広報誌「ＵＳＥＦＬ」の年３回発行を決めた。

　役員改選では、委員長に北園小の森田校長を選出。森田新委員長は、３年に及ぶコロナ禍での実践によって「全道大会札幌開催の道筋が見えた」と成果を口にした一方で、持続可能な組織として活動するために①運営会費の在り方②６部体制の是非―の２点について検討する必要があると指摘。「思い切ってメスを入れることが組織強化につながる。ことし１年、前向きに検討していきたい」と呼びかけた。

　役員はつぎのとおり。

＝敬称略＝

▽委員長＝森田智也（北園小校長）―新

▽副委員長＝大宮健一（幌南小校長）、能登貴章（幌北小校長）、鵜飼麻未（ノホロの丘小校長）―新

▽監査＝川見明子（西岡北小校長）―新

▽理事＝西宏（東苗穂小教頭）―新

▽事務局長＝蛯名悠太（太平小教諭）

(札幌市 2023-05-01付)