札幌市教委４年度来所相談件数　学習等の遅れ　計３６４５件に　３１５件減　コロナで減少傾向

（札幌市 2023-05-08付）

教育相談の状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、市教育センター教育相談室の４年度の来所相談の件数をまとめた。学習や発達の遅れなどに関する相談は計３６４５件寄せられ、前年度より３１５件減少した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で減少傾向が続いている。

　教育相談室では、市内の小学生から高校生までの子どもを持つ保護者から、学習や発達の遅れ、不登校などに関する相談を受け付けている。事前予約が必要で、西区のちえりあ、南区のまこまる、白石区のリフレの計３ヵ所で対応。リフレでの相談については、改修工事に伴って旧中央保健センターに移転して事業を行った。

　４年度の来所相談件数は３６４５件で、２２８０人から相談があった。前年度と比べて、件数は３１５件、人数は２４人減少したものの同程度だった。

　市教委によると、新型コロナの影響で相談を一時休止した期間があったため、２年度からは減少傾向が続いているという。流行前は４０００件前後で推移していた。

　内訳をみると、学習や発達の心配に係る相談が３０２１件、不登校に係る相談が６２４件だった。

　不登校に係る相談は前年度と比べて１２３件多かった。

(札幌市 2023-05-08付)