地域クラブ活動参加へ道中体連　円滑な大会運営など重点　新会長に恵庭恵明中・吉本校長

（関係団体 2023-05-09付）

道中体連・吉本浩志会長

　道中学校体育連盟（道中体連）は２日、第１回理事会をオンラインで開催した。新会長に恵庭市立恵明中学校の吉本浩志校長を選出するなど５年度役員体制を決定。道教委への事務局移転に伴い規約等を改正したほか、本年度から地域クラブ活動も参加が可能となったことから円滑な大会運営に努めていくことなど５年度活動の重点を決めた。

　国が定める部活動の地域移行に向けた推進期間が５年度から開始となった。道中体連は札幌市立中学校に設置していた事務局を本年度から道教委の健康・体育課に移転し、顧問、事務局長、事務局員を同課職員が務めることとした。設置期間は５～７年度の３年間に限定する予定で、当面の業務推進とともに持続可能な事務局の在り方についても検討を進める。

　５年度の活動方針の重点は①事務局移転に伴う円滑な業務の推進②改革推進期間における中体連全道大会の開催③持続可能な大会運営の在り方の検討―の３点に設定。各専門委員や各地区中体連事務局との連携を図り円滑な業務推進に努める。８年度以降の事務局の在り方については本年度中に検討を開始するとした。

　また、５年度から道中学校体育大会の参加対象に地域クラブ活動が加わることから、様々なケースを想定して円滑な大会運営に努めていくことを決定。大会規模の縮小等についても検討する予定で、教員のボランティアで大会が運営されている現状を改善すべく持続可能な全道大会の運営を検証する。

　全道大会の開催基準も改定。外部指導者（コーチ）による引率・監督は校長判断でやむを得ない場合に限り認めるとした札幌市のみ可能とし、今後は北海道全体の規定変更に向け要請を継続することを決めた。

　道中学校体育大会の夏季大会は７月２１日から８月６日まで、冬季大会は１２月上旬から６年１月１４日に開催する。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝吉本浩志（恵庭市恵明中校長）―新

▽副会長＝和泉明一（札幌市八条中校長）、齋藤直幸（小樽市松ヶ枝中校長）―新、大城亮二（旭川市六合中）―新、池田公貴（函館市港中校長）、渡邉直樹（月形町月形中校長）、櫻井知克士（帯広市帯広第七中校長）―新、笹川恒春（札幌市北栄中校長）―新

▽会計監査＝原田之彦（札幌市向陵中校長）―新、岡山拓（石狩市厚田学園校長）

▽常任理事＝中山明彦（札幌市新琴似北中校長）―新、畠山学（千歳市北斗中校長）―新、亀田寛人（増毛町増毛中校長）―新、森河真（稚内市稚内中）―新、星正樹（北斗市立石別中校長）―新、盛永明寿（日高町富川中校長）―新、髙橋秀壽（伊達市伊達中校長）、土江田亮一（釧路市景雲中校長）―新、須貝貴典（中標津町中標津中校長）―新、久間博文（北見市高栄中校長）―新、秋川まどか（札幌市八条中教諭）

▽事務局長＝田中貴博（道教委健康・体育課主任指導主事）―新

(関係団体 2023-05-09付)