札幌旭丘高とはこだて未来大　データサイエンス　連携協定を締結　探究活動に大学ノウハウ

（札幌市 2023-05-29付）

協定書を手にする相沢校長（右）と鈴木学長

　市立札幌旭丘高校（相沢克明校長）と公立はこだて未来大学（鈴木恵二学長）は１９日、データサイエンス教育に係る高大連携協定を締結した。旭丘高の探究活動の授業に、未来大がノウハウを提供するなどの連携を進め、データサイエンス教育の充実を図る。

　以前から未来大が出前講座を提供するなど交流があった。４年度に旭丘高が数理データサイエンス学科を新設したことから、未来大が知見や施設を提供できるとして連携協定を提案した。

　協定事項は①探究活動に対する支援・交流②大学教員による講座や模擬授業の参加③大学訪問や施設利用④教育についての情報交換⑤その他相互に必要と認める連携・協力―の５点。具体的には、旭丘高の探究活動の授業に、未来大が行う課題解決型の通年プログラム「プロジェクト学習」のノウハウを提供するほか、校外学習「サイエンスアカデミー」の実施に協力する。

　旭丘高が単独で大学と連携協定を結ぶのは３校目。未来大が高校と協定を結ぶのは２校目で、市内の高校とは初めて。

　調印式は１９日、旭丘高で行った。相沢校長は「探究活動がより実践的な形で進むと期待している」、鈴木学長は「旭丘高のデータサイエンス教育の発展に寄与できれば」と述べた。

(札幌市 2023-05-29付)