道　５年度組織機構改正　子ども政策推進へ新体制　保健福祉部に推進監

（道・道教委 2023-06-01付）

　道はきょう１日付で５年度組織機構を改正する。保健福祉部の子ども未来推進局を子ども政策局に改称し、子ども応援社会推進監を新設。障がい児支援や青少年の健全育成などの関連業務を集約化することで、子ども政策を一体的に進める体制を強化する。

　子ども政策局はこども家庭庁の所掌分野と対応する形で「子ども政策・企画」「家庭支援」「虐待防止」の３部門を柱に構成する。

　少子高齢化対策監は廃止。子ども応援社会推進監、子育て支援担当局長、子ども家庭支援課長、虐待防止対策担当課長の４ポストを設置し、１局長２課長体制から２局長４課長体制に移行する。

　道内に１０ヵ所ある児童相談所では児童福祉司を増員することで相談体制を強化。また、旭川子ども総合療育センターと女性相談援助センターを同局内に所管換えする。

　他の部局における改正内容をみると、新型コロナウイルス対策監を感染症対策監に改称し、新たな感染症への備えと５類移行後の円滑な移行を図る体制を整備する。

　環境生活部のゼロカーボン推進局は経済部に移管。担当局長を新設し、本道におけるゼロカーボン実現に向けた体制強化を図る。

(道・道教委 2023-06-01付)