札幌市スポーツ協 4年度報告書 次世代育成の取組紹介 ジュニアアスリート発掘
(札幌市 2023-06-09付)

 札幌市スポーツ協会は、さっぽろジュニアアスリート発掘育成事業の4年度事業実施報告書をまとめた。「発掘事業」「育成事業」「発掘プロジェクト」の3事業における取組内容を記載。有望なスポーツ能力を持つ人材の発掘や発掘した人材のトレーニングおよび座学、実績のある指導者からの指導・合宿の実施などを通して、次世代のトップアスリート輩出を目指して取り組んだ。

 同協会は、2030年冬季オリンピックの札幌開催を見据え、次世代のトップアスリート・オリンピック選手の輩出を目的に、2年度の夏からさっぽろジュニアアスリート発掘・育成事業を実施。ジュニア期の有望なスポーツ能力を持つ人材を発掘するために、スポーツ能力測定会や種目体験会・選考会を行ってきた。

 2年度は「スノーボード」「スキージャンプ」「カーリング」「フリースタイル」「ノルディックコンバインド」の冬季5種目で実施。

 3年度からは、冬季5種目に「陸上」「バドミントン」「テニス」の夏季3種目を追加し、計8種目で事業を展開している。

 4年度は、同事業を継続して行うとともに、新たにさっぽろジュニアアスリート発掘プロジェクトを実施した。

 発掘事業では、ジュニア期の有望なスポーツ能力を持つ人材を発掘するため、スポーツ能力測定会、発掘プロジェクト選考会、育成種目体験会など様々な体験会や測定会を実施。4年度は、スポーツ能力測定会に小学2~4年生330人が参加した。

 育成事業では、競技団体から推薦された育成選手が実績のある指導者からの指導および合宿を実施し、種目ごとに競技力の育成・強化を推進。4年度は小学生20人、中学生52人、高校生48人の総勢120人の育成に努めた。

 発掘プロジェクトでは、市から次世代のトップアスリートの輩出を目指し、発掘事業から選出した有望な人材を“プロジェクト生”として、育成8種目に特化したトレーニングや座学などを展開。また、さっぽろジュニアアスリート育成選手との合同研修会や種目体験会で自分の可能性を広げ、トップアスリートになるための能力や知識を身に付けた。

 4年度は、5月~5年3月まで全41回にわたって実施。小学3~5年生15人が参加した。

(札幌市 2023-06-09付)

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