札幌市中学校長会　例会研修会　教職の魅力伝えていく　小澤会長　教員不足解消へ

（札幌市 2023-10-13付）

　札幌市中学校長会（小澤保範会長）は３日、ホテルライフォート札幌で１０月例会・研修会を開催した。会務に係る中間監査報告、各部の所管事項報告などを行った。小澤会長はあいさつの中で、教員不足が課題となっている中「教育実習等を通して教職の魅力を伝えていきたい」との考えを示した。

　開会あいさつに立った小澤会長は、２学期当初から各学校で行われた教育実習が無事終了したことに謝意を示すとともに、本年度教員採用選考の結果が公表されたことを報告し、教員不足が課題となっている中「教育実習等を通して教職の魅力を伝えていきたい」と述べた。

　また、猛暑対策として各学校の保健室や普通教室等にエアコンが設置されることに触れ、各学校へ協力を呼びかけた。

　つぎに、荒川芳央監査委員が会務に係る中間監査報告を行った。

　例会・研修会やイントラネットを通じた校長間での活発な情報交流、市教委との連携深化によって学校経営、危機管理といった諸課題への対応力向上が図られたことを評価し、継続・発展を期待した。

　一方、学校における働き方改革など「行政の改革なしには対応できない課題もある」とし、全国の校長と一丸となって国などに要望していく必要性を示した。

　このあと、各部の担当者が所管事項について報告。

　事務局は、防災無線を利用したテスト通信の実施、今月２５日から開かれる全日本中学校長会研究協議会大分大会などの参加態様などについて説明した。

　管理部は、教育実習や栄養実習の受け入れに関する報告事項を示した。

(札幌市 2023-10-13付)