１月２０日開幕の札幌国際芸術祭　市内６ヵ所で展示等　児童生徒のデジタル作品も

（札幌市 2023-10-16付）

　来年１月２０日から２月２５日まで開催される札幌国際芸術祭「ＳＩＡＦ（サイアフ）２０２４」の実行委員会が６日、概要を発表した。１０ヵ国以上、約５０組のアーティストが参加し、市内６ヵ所を中心に展示やイベントを行う。市立小・中学校の児童生徒らが制作したデジタル作品も展示する。

　芸術祭は平成２６年から３年に１度開いてきたが、令和２年はコロナ禍の影響で中止に。今回は６年ぶり３回目で、初めての冬開催となる。

　テーマは「ＬＡＳＴ　ＳＮＯＷ」。道立近代美術館、札幌文化芸術交流センター、未来劇場（東１丁目劇場施設）を、過去から現在、未来の「２００年の旅」を体験できる会場にする。

　未来劇場では、学校連携プログラムとして市立小・中学校１０校の児童生徒がアートユニット「フジ森」とプログラミングで制作した、雪の結晶のデジタル作品を展示する。

　このほか、さっぽろ雪まつり大通２丁目会場では、最新技術を使った大型作品を展示。モエレ沼公園では、アートと雪、テクノロジーを融合した「未来の運動会」を開く。

　６日に開いた会見には、実行委員長の秋元克広市長やディレクターの小川秀明さんが出席。小川さんは「鑑賞するだけではなく、未来について考え、行動する機会になれば」と話した。

(札幌市 2023-10-16付)