こどもファスト・トラック　３１６施設の取組状況紹介　札幌市　子育て世帯の役に

（札幌市 2023-10-17付）

　札幌市子ども未来局は、公共施設などで妊婦や子ども連れに配慮する「こどもファスト・トラック」について、市内３１６の公共施設での取組状況をまとめた。子ども優先トイレやベビーカー専用のエレベーターの設置など具体的な取組のほか、おむつ替えスペースを設けている施設を一覧にした。市ホームページで公開し、子育て世帯に役立ててもらう。

　こどもファスト・トラックは、政府が「異次元の少子化対策」の一環として打ち出した。公共施設や民間施設の受付で、妊婦や子ども連れを優先的に案内するもので、こども家庭庁が中心となって、自治体や企業に協力を求めている。

　市のまとめによると、札幌ドームでは子ども優先トイレを設けているほか、イベント時に一部のエレベーターをベビーカー専用に切り替えている。中央図書館では「児童カウンター」を設けて、子どもや子育て世帯の利用者がスムーズに本を借りられるようにしている。

　また、各区役所やまちづくりセンターなど３１６施設のうち、おむつ替えスペースを設けているのは約半数に当たる１６９施設、授乳室は８０施設で、各施設の設置状況を一覧にまとめた。

　各種取組と設置状況は市ホームページで公開している。

(札幌市 2023-10-17付)