鈴木知事、倉本教育長ら一行　冷房設備整備へ中央要請　盛山文科相「予算確保に努める」　

（道・道教委 2023-10-19付）

（左から）倉本教育長、今津市長、盛山大臣、鈴木知事、硲町長

　鈴木直道知事や倉本博史教育長らは１７日、文部科学省を訪問し、盛山正仁文科大臣に学校等における冷房設備整備へ財政支援を求める緊急要望を行った。要望書を受け取った盛山大臣は「各自治体が計画的に施設整備を行うことができるよう、予算の確保に努めていく」との考えを示した。

　要望は、道、道教委、道市長会、道町村会、道都市教育委員会連絡協議会、道町村教育委員会連合会の連名で実施。鈴木知事、倉本教育長のほか、旭川市の今津寛介市長、興部町の硲一寿町長ら一行が文科省を訪問した。

　要望事項は６つ。公立・私立の幼稚園、小・中学校、中等教育学校（前期課程）、特別支援学校における寄宿舎を含めた冷房設備の更新・設置に係る補助金の引き上げとともに、高校・中等教育学校（後期課程）における新たな補助制度の充実を求めた。

　また公立・私立の保育所、認定こども園、放課後児童クラブ、児童相談所など子ども関連施設における設備整備の財政措置の拡充を要望。近年の気温上昇に対応するため、必要な機器の整備や物品購入など緊急的な財政措置を講じるよう要望した。

　さらに、緊急的な財政支援のため年度内の工事着手が可能となるよう検討するほか、複数年度にわたる措置や年度間の繰り越しを可能とするなどの措置を要望。特に、冷房整備の進捗が不十分な自治体に対する優先的な措置を求めた。

(道・道教委 2023-10-19付)