きらびやかな音色披露　道小スクールバンド連札幌支部　第５２回演奏会に９４０人出演

（札幌市 2023-11-28付）

　道小学校スクールバンド連盟札幌支部（本間聡支部長）は１８、１９日の２日間、札幌コンサートホールキタラで第５２回スクールバンド演奏会を開催した。札幌をはじめ、江別、千歳、苫小牧の４市から３６団体、約９４０人の児童が参加。全道大会の出場を目指して、吹奏楽や金管バンドによるきらびやかなブラスサウンドを披露した。

　演奏会のテーマは「音楽は心の友達　いつまでも大切にしていきたい　音楽を演奏する楽しさ　音楽を聴く楽しさを」。「キタラで演奏する楽しさと、聴く楽しさを、児童たちをはじめ全ての来場者に味わっていただければ」（本間支部長）という願いを込めて、第１回演奏会から継承している。

　新型コロナウイルス感染症の感染症法上の取り扱いが５類に引き下げられたことを受け、演奏会の特色ある活動が再開。希望する札幌の６年生が集い、練習を重ねてきた合同ジュニアバンドや、指導者によるディレクターズバンドも参加し、ホールいっぱいに演奏を響かせた。２日間で延べ約２２００人が来場し、児童たちの演奏一つ一つに、大きな拍手を送った。

　審査の結果、札幌市立札苗北小学校、札幌市立新琴似北小学校、羊ヶ丘音楽団ジュニアバンドの３団体が、来年１月１４日に釧路市で開催される全道大会への切符を手にした。

　参加団体のうち、初出場となった札幌市立中央小学校は「バロック・ホーダウン」「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」の２曲を披露。コロナ禍で練習時間が限られたにもかかわらず、息の合った元気あふれる演奏を来場者に届けた。

　演奏した佐々木こゆきさん（６年）は「結成から１年がたち、初めてキタラで演奏した。緊張したけれども、いい経験になった」と笑顔を浮かべた。

(札幌市 2023-11-28付)