５年度幼小中高合同教育課程研究協　新たに高・特対象に　札幌市教委　あすから開催

（札幌市 2023-11-27付）

　札幌市教委はあす２８日から３日間にわたって、市内のカナモトホールなどを会場に５年度幼小中高合同教育課程研究協議会を開催する。本年度から高校、特別支援学校を参加対象に加え、幼児教育段階から高校段階までを見通した教育課程の編成や指導の在り方について理解を深める機会とする。

　協議会は、札幌市全体の課題や学習指導要領等を踏まえた教育課程の編成・実施について理解を深めるとともに、研究協議を通して札幌市の学校教育の充実・改善を図ることを目的に毎年開催しているもの。

　平成３０年度から小中合同で開催、令和元年度から幼稚園を参加対象に追加し、市教育振興基本計画で示されている「校種間連携の推進」に当たっている。

　本年度は新たに高校と特別支援学校を加え、札幌市の学校教育について全ての園・学校で共通理解を図るとともに、幼児教育段階から高校段階までを見通した教育課程の編成や指導の在り方について理解を深める。

　本年度の協議会の柱は「全ての子どもの可能性を引き出す、個別最適な学びと協働的な学び～学びのコントローラーをもっているのは子ども自身」。子ども一人ひとりの主体性を大切にした多様な学びを実現するため「これからの札幌市の子どもに育みたい“学ぶ力”」「これからの“課題探究的な学習”」について協議していく予定。

　２８日午後１時４０分からカナモトホールで全体会を実施。１２月７日にカリキュラム・マネジメント部会、８日に課題探究的な学習部会を、いずれも午後２時からちえりあで行う。

(札幌市 2023-11-27付)