パラアルペンＷ杯札幌大会開催で　日韓選手団と交流　札幌開成中等　好成績願い

（札幌市 2024-02-09付）

　市立札幌開成中等教育学校（宮田佳幸校長）で７日、パラアルペンスキーワールドカップ札幌大会に出場する日本、韓国の選手団との交流会が開かれた。同校ボランティア局を中心とした希望者２０人と、日本代表３人、韓国代表２人がグループ形式で交流。生徒たちは、目標に向かって努力する選手たちの意識を聞き、大会での好成績を願った。

　パラアルペンスキーワールドカップ札幌大会は、１０日から１５日までの６日間にわたって、サッポロテイネスキー場で開かれる国際大会。国内でのワールドカップ開催は７年ぶりで、１７ヵ国、６０選手が出場し、大回転２レース、回転３レースが行われる。

　この日は、日本代表の森井大輝選手、鈴木猛史選手、本堂杏実選手、韓国代表のサラ・チョイ選手、ファン・ミンギュ選手の計５人が同校を訪問。同校ボランティア局を中心とした希望者２０人と交流した。

　選手たちは、競技を始めたきっかけを伝えるとともに、「久しぶりの日本開催。ぜひメダルを獲得したい」「ライバルに勝ちたい」「初めての日本で、表彰台の一番高い所に立ちたい」など、大会での目標や意気込みを語った。

　ボランティア局の荒木香璃奈さんと中村紗綾さん（共に３年）が、札幌や同校の特色を説明したあと、４グループに分かれて交流。本堂選手は「けがは競技と隣り合わせ。けがを恐れて結果を後悔するよりも、思い切って悔いがないように滑りたいと思っている」、森井選手は「（アルプス山脈など）海外で合宿をしていると温暖化の影響を実感する」、鈴木選手は「競技前は、緊張しないように楽しいことを考えて、リラックスするようにしている」など、生徒たちの質問に答えた。

　最後に、生徒を代表して池上かんなさん（４年）があいさつ。「皆さんが目標に向かって頑張っている姿に感銘を受けた。皆さんの活躍を応援したい」と述べた。

　交流会は、きょう９日に札苗北小学校、１６日に本町小学校でも開かれる。

(札幌市 2024-02-09付)