３個人２団体に栄誉　札幌市　市民スポーツ賞贈呈式

（札幌市 2024-02-21付）

　札幌市は１３日、５年度市民スポーツ賞の贈呈式を執り行った。市のスポーツ普及進展に大きく寄与した３個人２団体に対し秋元克広市長が表彰状を手渡し、功績をたたえた。

　市民スポーツ賞は、札幌市の体育・スポーツの振興に資することを目的に、スポーツの普及・進展に関し優れた成果を上げた個人または団体を表彰するもの。ことしで５１回目を迎える。

　本年度は、普及進展部門で札幌少林寺拳法協会会長や札幌地区バドミントン協会会長などを務める千葉英守さんの１個人、奨励部門でもみじ台まちづくり会議フロアカーリング部会（高澤英治会長）と平岡体育振興会（秋田直人会長）の２団体が受賞。

　成績優秀部門では、昨年７月の第４回世界ろう者卓球選手権大会の女子団体および女子ダブルスで優勝した木村亜美さん、昨年７月の第３回世界デフユースバドミントン選手権大会の混合ダブルスで優勝、男子シングルスで準優勝した森本悠生さん（北海高校１年）の２人が選ばれた。

　秋元市長は、受賞者の功績をたたえるとともに「市民の誰もが日頃から様々な形でスポーツに関わることができる環境を整えることなどによって、スポーツが市民にとって一層身近なものとなるよう取り組んでいく」と述べ、受賞者や出席者に対し協力を呼びかけた。

　受賞者のうち、森本さんは「バドミントン部の監督や先輩のサポートによって結果を残すことができた」と謝意を示すとともに、今後の目標として「選抜大会、インターハイ出場はもちろん、東京でデフリンピックでメダルを取りたい」と述べた。

(札幌市 2024-02-21付)