日高地区教頭会が総会開催　新会長に永井氏　新ひだか静内第三中　道公教日高大会へ企画推進

（関係団体 2024-03-19付）

日高地区教頭会総会

　【苫小牧発】日高地区教頭会は９日、新ひだか町公民館で６年度総会を開催した。役員改選では新会長に新ひだか町立静内第三中学校の永井歩氏を選出。事業計画では、道公立学校教頭会第４ブロック研修会を主管するほか、７年度の道公教研究大会日高大会に向け企画を推進する。

　冒頭、吉田貴弘会長があいさつ。冬季休業中の愛知県春日井市の視察について「日本のＤＸ、ＩＣＴの最先端で、これからの新たな不易になるもの。これからの学校の姿と感じた」と振り返り「外からの学びは人材育成に欠かせない。管内では研究団体への参加率が高くないが、奨励も必要なこと」「道公教の７年度日高大会では、外からの学びを大切にしたい。外から学び、資質・能力を向上し、自ら学び続ける姿勢を職員に見せていくことが大切」などと述べた。

　続いて、来賓の行徳義朗日高教育局長と川上松美日高管内教育委員会連絡協議会会長が祝辞。

　行徳局長は、卒業式・入学式への適切な対応を求めたほか「学力向上の機運を次年度に引き継ぐためにも、取組がきちんと組織的になるようお願いする」「教頭先生方には、なぜそうするのかという意義や理由を分かりやすく説明し、理解・納得を得る役割をお願いする」と求めた。

　川上会長は「学力向上が管内の大きな課題。ＰＤＣＡのＡの部分、どんな改善を図っていくか、一人ひとりにどう身に付けさせるかの方策を大事にし、先生方にもアドバイスしてほしい」などと期待した。

　議事では６年度の活動方針、事業計画などを審議。全て原案どおり決定した。

　活動方針では、教頭としての職能の向上や後継者育成など７点を重点とし、活動計画では年３回の教頭研修会（４月、７月、１１月）や５月の実務研修会、８月の採用校長・昇任教頭合同研修会などを盛り込んだ。

　また、１１月の道公教第４ブロック研修会を主管し運営・推進に当たるほか、７年度の道公教研究大会日高大会に向け企画を推進する。

　研修計画では「日高の未来を拓く力を育む活力ある学校づくり～学校課題の解決に向けた教職員の専門性に関する教頭の関与」を研究主題とした３ヵ年研究の２年次目として、本年度各校で焦点化した課題を各町内で実践共有する。研究の視点は「児童生徒に育成すべき資質・能力を確実に身につけるための教頭の関与」と「学校教育力向上のための人材育成」。

　役員改選では、新会長に新ひだか町立静内第三中の永井氏を選出。新役員を代表しあいさつに立った永井会長は「学校の統合によって町内に小学校・中学校が１校ずつという町が二つになったことから、より一層教頭同士の横のつながりを大事にしながら、管内の教育の向上と職能の向上に努めていきたい」などと述べた。

　新役員体制はつぎのとおり。

=敬称略=

▽会長=永井歩（新ひだか町静内第三中）―新

▽副会長=髙橋英樹（新ひだか町静内中）―新、鳥潟直（新ひだか町三石中）

▽監査=石川純子（平取町振内小）―新、中野美絵（日高町門別中）―新

▽事務局長=鹿海裕子（平取町平取小）―新

▽事務局次長=長谷川健吾（新ひだか町静内小）―新

▽会計=富樫利明（新冠町朝日小）

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