札幌市青少年科学館がリニューアル　新しい学びのチカラ育む　雪の仕組み等学ぶ展示充実

（札幌市 2024-04-03付）

青少年科学館オープニングセレモニー

　４年８月から休館していた札幌市青少年科学館が１日、リニューアルオープンした。「“あたりまえ”の殻を突き破り“新しい学びのチカラ”を育む科学館」をコンセプトに、雪の仕組み、科学原理などについて学べる展示を充実させた。オープン前日の３月３１日、同館でオープニングセレモニーを執り行い、秋元克広市長らがテープカットした。

　約１年半にわたる施設の長寿命化改修と展示物更新を終え、２、３階の展示物を一新。昭和５６年の開館以来、最大規模のリニューアルとなった。

　展示テーマは「知っているつもりでいた世界～科学の視点で新たに捉える」。

　２階「ガイアタウン」は「雪・氷エリア」「環境・気象エリア」「ディスカバリーコーナー」で構成し、気象や気候などに関することを様々な角度から捉えられる展示となっている。

　３階「テクノロジータウン」は「ボディアドベンチャー」「サイエンスパーク」「サッポロバックステージ」の３エリアで構成。人体・生命の驚異や科学原理の不思議、まちや生活を支える交通インフラに隠された科学に、体験的に触れることができる。

　オープニングセレモニーであいさつに立った秋元市長は「予測困難な時代を迎える中でも、生きる力、学ぶ力を身に付けるきっかけとなる施設になれば」と期待した。

　また、名誉館長を務める宇宙飛行士の山崎直子さんがビデオメッセージを寄せ「これからも、札幌に根差した科学館に向けて一緒に歩んでいきたい」と述べた。

　このあと、秋元市長、市教委の檜田英樹教育長、市議会のしのだ江里子副議長、西川英一館長、同館科学クラブ「Ｓｃｉキッズ友の会」の代表児童生徒らが登壇し、テープカットを行った。

(札幌市 2024-04-03付)