札幌市子ども・子育て会議　若者支援施設　検討部会新設へ　次期未来プランなど協議

（札幌市 2024-04-04付）

　５年度第２回札幌市子ども・子育て会議が３月２７日、ホテルポールスター札幌で開かれた。６年度から若者支援施設在り方検討部会を新設することや、次期さっぽろ子ども未来プランの策定などについて協議した。

　開会に当たり山本健晴子ども未来局長は「安心して子どもを産み育てることができる子育てに優しいまちを目指し、若者、子育て世代のニーズを受け止めながら取り組んでいく」とあいさつした。

　議事に移り、担当者が若者支援施設在り方検討部会の設置について説明。

　市内５ヵ所にある若者支援施設の老朽化や、若者を取り巻く情勢や環境の変化などを踏まえ、将来的な施設の在り方を検討することを目的としている。

　委員２人と臨時委員４人の計６人で構成し、市が実施する「若者支援施設基礎調査」案に対し意見を述べるほか、基礎調査結果に基づき、今後の若者支援施設に求められる役割、そのために必要となる機能等を審議する。

　４月から部会を設置し、７年夏ごろに提言書を取りまとめる予定。

　また、次期さっぽろ子ども未来プランの策定について、計画の方向性や、就学前児童の保護者を対象に実施したニーズ調査の速報値を報告した。

　委員からは「育休後、子育てしながら働きやすい環境をつくることが大事」「育児に参加したくても、何をすれば良いか分からない父親もいる。悩みを交流したり、スキルアップにつながったりする機会があると良い」「悩みを抱える子どもにとって、第三の居場所の重要性が高まっている」などの意見が上がった。

(札幌市 2024-04-04付)