創意・活力ある学校を　道小総会研修会で末原会長　校長自身の健康維持呼びかけ

（関係団体 2024-05-14付）

道小学校長会が総会研修会

　道小学校長会は１３日、ホテルライフォート札幌で第６７回総会・研修会を開いた＝写真＝。開会あいさつに立った末原恵蔵会長は「先人が脈々とつないできたバトンを感謝と敬意を持って引き継ぎ、９４３人の会員の皆さんと力を合わせながら努力を積み重ね、一層の深化を図っていく」と決意を示した。

　末原会長は、複雑・多様化する教育課題に対処するため、組織の健康維持に直結する校長自身が健康を維持する必要があるとし「私たち校長がいつも元気で、笑顔で、教職員一人ひとりを大切にすることで、健康で働きやすい職場が生まれる。教職員の健康を保ち、創意と活力に満ちた学校をつくっていくことが子どもたちのウェルビーイングを実現する近道になる」と呼びかけた。

　学習指導要領が折り返し地点を迎える中、授業改善の定着に一層力を入れる必要があるとし、ＩＣＴ環境の地域格差の是正、学校における働き方改革の推進、人材育成に向けた取組の充実を訴えた。

　また、８年度に開催予定の全連小研究協議会北海道大会に向け、本年度から３ヵ年計画で準備を進める委員会を立ち上げ、札幌市小学校長会と緊密な連携と意思疎通を図りながら準備を進める考えを示し「分科会の充実こそが最大のおもてなし」という道小の理念を大切に受け継ぎ、全国の校長先生方との貴重な学びの場の実現を図っていきたい」と決意を示した。

　続いて退任役員に感謝状を贈呈し、来賓として道教委の倉本博史教育長、札幌市教委の檜田英樹教育長があいさつした。

　議事では、道小教育研究空知・岩見沢大会（９月１３、１４日）の開催など、本年度の活動計画を決定。

　最後に総会・研修会宣言を決議し、社会に開かれた創意ある教育課程の編成・実施・評価・改善や、校長自身の研鑚と教職員の資質・能力の向上など１１事項に尽力することを誓った。

　本年度の役員体制はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝末原恵蔵（札幌市東札幌）―新

▽副会長＝中田恭太郎（真狩村真狩）―新、村井亨（留萌市東光）―新、寺本公彦（函館市八幡）―新、大谷昌史（室蘭市旭ヶ丘）―新、野口育子（釧路市中央）―新、千葉一博（札幌市三里塚）―新

▽事務局長＝田邊芳明（札幌市豊園）―新

▽事務局次長＝稲上敏男（札幌市清田）―新、丹野靖彦（苫小牧市豊川）

▽会計理事＝村上智樹（札幌市白楊）―新

(関係団体 2024-05-14付)