教員基礎9月21日から 道教委など 教員基礎探究 6月1日開始 高校みらいの教員育成PG(道・道教委 2024-05-16付)
道教委と道教育大学の本年度北海道高校「みらいの教員育成プログラム」の開催日程がまとまった。「教員基礎探究」は6月1日、「教員基礎」は9月21日に開始。いずれも道東圏域を皮切りに各種プログラムを展開する。高校生に対して行われる教育活動体験や実習等を通して、教職の魅力ややりがいへの理解促進を図る。
両者は、4年度から「みらいの教員育成プログラム」を開始。教員志望の高校生を対象に教員としての素養や意欲を高めるプログラムを提供している。
初年度は道央圏で札幌北陵高校が拠点校として指定を受け、5年度からは札幌北陵高、旭川北高校、釧路江南高校の3校を各圏域の拠点校に指定。3年生を対象とした「教員基礎探究」、2年生対象の「教員基礎」を設置し、道教育大との連携による各教育プログラムを展開してきた。
本年度の教員基礎探究は、道東圏域の6月1日を皮切りに35人が履修する。
小学校や中学校で行われる教育活動の体験や実習のほか、教育課題を生徒が各自で設定。情報収集や収集した情報を整理し、各課題の解決方法を表現する活動を展開する。
教員基礎は、9月21日に道東圏域で行うガイダンスを皮切りに開始。本年度から各圏域で拠点校以外の高校への参加を拡大する。
大学進学後の学習の基礎的・基本的な内容を学ぶほか、小・中学校の教育活動の体験や実習、教員との交流による教職理解を図る。
前年度は、教員基礎探究に札幌北陵高の生徒27人が参加。教員基礎は、道央圏では札幌北陵高や近隣校から41人が、道北圏では旭川北高校の生徒20人、道東圏では釧路江南高校の生徒15人が参加した。
参加生徒からは「実習はあまりうまくいかなかったが、かえっていい授業をつくりたいとの思いが強くなった」「実際に体験することで生徒と接することの難しさや楽しさ、授業のつくり方や授業外での指導法など学ばなければならないことが多くあると感じた」などの感想が寄せられた。
みらいの教員育成プログラム実施日程
道高校「みらいの教員育成プログラム」の実施日程および会場はつぎのとおり。
【教員基礎探究】
▼道央圏域
▽6月16日(道教育大札幌校)
▽6月25日(道教育大札幌校)
▽7月2日(道教育大附属札幌中)
▽7月2日(当別町とうべつ学園)
▽7月15日(道教育大札幌校)
▽7月21日(道教育大札幌校)
▽7月27日(道教育大札幌校)
▽8月4日(道教育大札幌校)
▽8月18日(道教育大札幌校)
▽8月25日(道教育大札幌校)
▽9月8日(道教育大札幌校)
▽9月16日(道教育大札幌校)
▼道北圏域
▽6月16日(道教育大旭川校)
▽6月19日(道教育大附属旭川中)
▽6月26日(道教育大附属旭川中)
▽7月12日(道教育大附属旭川中)
▽7月14日(道教育大旭川校)
▽7月21日(道教育大旭川校)
▽7月28日(道教育大旭川校)
▽8月18日(道教育大旭川校)
▽8月25日(道教育大旭川校)
▼道東圏域
▽6月1日(道教育大釧路校)
▽6月10日(道教育大附属釧路義務教育学校)
▽6月13日(道教育大附属釧路義務教育学校)
▽6月22日(阿寒湖・道教育大附属釧路義務教育学校)
▽7月20日(阿寒湖義務教育学校)
▽8月2日(道教育大釧路校)
▽8月5日(道教育大釧路校)
▽8月7日(道教育大釧路校)
▽8月19日(道教育大釧路校)
【教員基礎】
▼道央圏域
▽10月26日(道教育大札幌校)
▽10月28日(道教育大附属札幌小)
▽11月5日(道教育大附属札幌小)
▽11月6日(道教育大附属札幌小)
▽11月7日(当別町とうべつ学園)
▽11月8日(当別町とうべつ学園)
▽11月16日(道教育大札幌校)
▽11月30日(道教育大札幌校)
▽12月7日(道教育大札幌校)
▽12月14日(道教育大札幌校)
▽1月上旬(道教育大札幌校)
▽2月下旬(道教育大札幌駅前サテライト)
▼道北圏域
▽10月26日(道教育大旭川校)
▽11月16日(道教育大旭川校)
▽11月20日(道教育大附属旭川小)
▽12月3日(道教育大附属旭川小)
▽12月14日(道教育大旭川校)
▽1月27日(道教育大附属旭川小)
▽2月3日(道教育大附属旭川小)
▽2月8日(道教育大旭川校)
▼道東圏域
▽9月21日(道教育大釧路校)
▽9月28日(阿寒湖義務教育学校、道教育大釧路校)
▽11月1日(道教育大附属釧路義務教育学校)
▽11月5日(道教育大附属釧路義務教育学校)
▽11月9日(道教育大釧路校)
▽11月14、15日(道教育大釧路校、釧路江南高)
▽11月16日(道教育大釧路校)
▽12月14日(道教育大釧路校)
(道・道教委 2024-05-16付)
その他の記事( 道・道教委)
中学校の免外教科担任解消加配 6年度40人 133校で指導 解消教科は154教科 道教委
道教委は、札幌市を除く中学校免許外教科担任解消のための加配教員の6年度配置状況をまとめた。加配教員数は前年度と比べ1人増の40人。本務・兼務校の合計は6校増の133校、解消教科数は9教科増...(2024-05-20) 全て読む
道 子の意見反映推進事業 意見募集 31日まで 今後は児童生徒意見交換も
道は、本年度新規事業「こどもの意見反映推進事業」における子どもの意見募集を開始した。設定した10テーマについてインターネットアンケートで募集。道内の子どもたちから道庁各部の様々な施策に関す...(2024-05-17) 全て読む
道教委 MA+CHプロジェクト 月形高など14校指定 地域課題解決へコーディネーター
道教委は、本年度新規事業の北海道MA+CHプロジェクト(地学協働まちづくり推進事業)における事業指定校を決定した。月形高校など、普通科・総合学科を設置する道立高校14校を指定。各校は、地域...(2024-05-17) 全て読む
小学校専科指導教員 札幌市除く 4教科で増 604校加配 理科・外国語は28% 道教委
道教委は、札幌市を除く道内公立小学校における国の専科指導教員の加配状況をまとめた。6年度の加配校の延べ数は前年度比85校増の604校。外国語を除く4教科で増加しており、理科と外国語は28%...(2024-05-16) 全て読む
教員研修プラットフォーム導入へ 道教委 市町村向け説明会 新システム運用で操作体験
道教委は14日、全国教員研修プラットフォーム(Plant)説明会をオンラインで開催した。市町村教委の研修担当職員約100人が参加し、Plantの操作方法を体験。新システムの円滑な運用開始に...(2024-05-16) 全て読む
釧路管内6年度教育推進の重点 釧路の未来創る人材育成 子の力を最大限引き出す
【釧路発】釧路教育局の泉野将司局長は4月中旬、管内公立学校校長会議で6年度管内教育推進の重点を示した。本年度のテーマを「釧路の未来を創る人材の育成とウェルビーイングの向上を目指して」と設定...(2024-05-15) 全て読む
道総合教育大綱改定へ議論 教育・子ども政策連携へ 格差なき教育・体験機会を
道、道教委は13日、ホテルポールスター札幌で第1回道総合教育会議を開催し、7年度から始まる道総合教育大綱の改定に向けた議論を開始した。テーマ「子どもたちの健やかな成長に向けた“学び”と“育...(2024-05-15) 全て読む
空知で高校配置計画地域別検討協 新設校の情報提供を 南学区 選択肢拡大へ学力保障も
【岩見沢発】道教委は4月下旬、第1回公立高校配置計画地域別検討協議会(空知南学区)をオンラインで開催した。学区内の教育関係者約50人が参加。10~13年度までに、4~5学級相当の中学卒業者...(2024-05-15) 全て読む
生徒の通学手段確保を 北学区 高校魅力化し学級数維持へ
【岩見沢発】道教委は4月下旬、第1回公立高校配置計画地域別検討協議会(空知北学区)をオンラインで開催した。学区内の教育関係者約65人が参加。10~13年度までに2~3学級に相当する中学卒業...(2024-05-15) 全て読む
道、道教委 文教施策予算要望 次年度予算編成へ28項目 学びの多様化学校 設置支援を
道、道教委の7年度国の文教施策および予算に関する提案・要望がまとまった。「令和の日本型学校教育」の構築に向けた人的・物的資源の支援など重点要望として8項目を掲げ、政府予算の編成や今後の施策...(2024-05-14) 全て読む