校長室から―未来育む札幌の学校―　毎日が“ありがとうの風船”　札幌市立駒岡小学校

（札幌市 2024-06-07付）

岩村鋭介校長

▼わが校の強み

　本校は昭和２４年、豊平町立駒岡小学校として開校し、昭和５２年に小規模特認校として認められ、校区外からの入学を受け入れています。

　学校は約１㌶の学校林と精進川に囲まれ、１年を通して豊かな自然との触れ合いがあります。

　本校の強みは、恵まれた自然環境を生かした特色ある教育活動です。

▼児童の成長に向けて

　重点目標として「“自然・人・未来”とつながり、主体的に考え、行動する子どもの育成」を設定しています。

　重点目標を子どもが常に意識できるように「“みどりの風船”（自然とのつながり）“ありがとうの風船”（人とのつながり）“？（はてな）の風船”（未来とのつながり）を自分で膨らませていこう」という言葉で伝えています。

　子どもが主体性を持って目標に向かい、動き出す姿をねらっています。

▼授業づくりの工夫

　恵まれた環境を生かし、生活科・総合的な学習の時間と各教科等を結び付け、学校林、精進川、屋上ビオトープを活用した１年生から６年生までの学習内容がつながる学びを展開しています。

　特に学校林では、間伐・剪定した木からまきをつくり学校行事や教育活動で活用するとともに、学校林の手入れを自分たちで行うことで、森を守り育てていく意識を育てるといったＳＤＧｓにつながる学習に取り組んでいます。

▼教職員への思い

　「休み時間をこうしたら“みどりの風船”がもっと膨らむと思います」「この行事で目指す子どもの姿をもう一度共通理解しましょう」、そんな声が会議の中や普段の職員室の会話から聞こえてきます。

　教職員が本校の特色を生かし、自らも楽しみながら教育活動をどんどんより良く創り変えていこうという意欲に満ちあふれています。

　一人ひとりの子どもを見つめ、子どものために教職員それぞれができることを自ら考え、チャレンジしていく姿を見て“ありがとうの風船”が膨らむ毎日です。

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