シンガポールの中学生１１人が来札　もっと日本を知りたい　秋元札幌市長を表敬訪問

（札幌市 2024-06-06付）

シンガポール少年少女交流団

　シンガポールの中学３年生１１人は、札幌市との交流事業で５月下旬から来札している。３日、秋元克広市長を表敬訪問し、意気込みなどを述べた。代表生徒は「日本のことをもっと知って、友達もたくさんつくりたい」と話した。

　市は、昭和６３年度からシンガポール少年少女交流事業を行っている。交流を通じて相互理解と友好親善を深め、他国の生活習慣や文化に触れることで、国際的視野の広い青少年の育成を図ることが目的。

　隔年でシンガポール共和国と中学生の交換派遣を行っており、本年度は市が交流団を受け入れた。

　５月２６日、中学生１１人と教育省語学センター日本語学科の教師２人が来札。市内でホームステイをしながら、６月８日まで札幌・小樽市内の視察や中学校体験入学などのプログラムに参加している。

　表敬訪問では、引率者の藤本里夏さんがあいさつ。「将来、日本に関わったり日本との橋渡し役になったりする生徒もいるだろう。日本語だけではなく、日本の文化・社会に触れることも重要」と話した。

　代表生徒は「このような機会をいただけてうれしい。日本のことをもっと知って、友達もたくさんつくりたい」と意気込んだ。また小樽市内視察に関して「きれいな場所だった。お土産を買って、海鮮丼やケーキを食べた」と感想を述べた。

　このあと、団員たちは秋元市長と歓談。「制服のない学校があることに驚いた」「給食があり、みんなとご飯を食べられてうれしかった」など、日本とシンガポールの文化の違いについて話した。また、記念品の交換や、記念撮影を行った。

(札幌市 2024-06-06付)