札幌市教委安全なネット利用地域密着型教育啓発実証事業　本年度は７校を指定　実施校以外で保護者調査も

（市町村 2015-09-29付）

　札幌市教委は、「子どもたちの安全なインターネット利用のための“地域密着型教育啓発実証事業”」の本年度実施校を決定した。小中学校合わせて七校を指定。本年度から事業実施校以外の小・中学校三校で保護者対象の利用実態調査アンケートを実施し、事業実施の効果測定を行うなど、今後の取組の充実を図る。

　同事業は、インターネット上の問題投稿などの指導・改善を検討している学校向けの予防アプローチとして、より積極的にネットパトロール事業の成果を活用し、子どもたちが安全にインターネットを利用できるようにするため、二十五年度から実施しているもの。

　本年度は、北郷小学校、北白石小学校、北白石中学校、新琴似西小学校、新光小学校、光陽小学校、光陽中学校の七校を実施校とした。

　実施校は、九月末から年度末にかけて、それぞれ教職員や保護者、児童生徒向けの研修会を開催するほか、インターネット利用にかかわる相談窓口の開設、研修会実施前と実施後に保護者対象の利用実態調査などを行う。

　利用実態調査では、全保護者を対象に、機器所有状況やサービス利用状況、リスク理解度や家庭内対応状況、保護者同士の情報交換状況などを集約・分析する。

　本年度は新たに、実施校以外の小学校二校と中学校一校でも調査を実施し、実施校との比較から事業実施の効果測定を行い、今後の取組の充実を図る。

(市町村 2015-09-29付)