学力向上へ課題探求的学習を推進 主権者教育充実も―長岡教育長(市町村 2015-09-30付)
札幌市議会第三回定例会代表質問が二十八日、本会議場で開かれた。北村光一郎議員(自民党)が登壇し、「学力向上」「主権者教育のこれまでの取組と今後の取組」について質疑。長岡豊彦教育長が答弁した。
学力向上について答弁に立った長岡教育長は、全国学力・学習状況調査の結果から札幌市の現状や課題にふれた上で、「学ぶ力を育むため、子ども一人ひとりの学習状況等に応じた少人数指導や、自ら疑問や課題をもち、主体的に解決する課題探求的な学習の充実を図っていきたい」と強調。また、学ぶ意欲の向上や学習習慣の確立に向けては、家庭や地域の教育力も重要であるとの認識を示し、保護者への働きかけや地域人材の活用など、一層推進していく考えを明らかにした。
主権者教育については、各学校が学習指導要領に基づき、小中高の発達の段階を踏まえた学習を行っていること、札幌独自の資料を用いた学習や模擬投票等の体験的な学習を行ってきたことにふれ、「今後、国から示される政治・選挙等に関する高校生向け補助教材や教師用指導資料を活用するなど、政治への関心や参加意識を高める学習指導の充実を図っていきたい」と話した。
(市町村 2015-09-30付)
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