学力向上・主権者教育など争点　きょうから札幌市議会代表質問スタート

（市町村 2015-09-28付）

　札幌市議会の第三回定例会代表質問が、きょう二十八日からはじまる。教育関係では学力向上や全国学力・学習状況調査、少人数学級や少子化対策などについて各議員から質問が出される見通し。

　代表質問では、きょう二十八日に北村光一郎議員（自民党）と村上ゆうこ議員（民主党・市民連合）、あす二十九日は丸山秀樹議員（公明党）と坂本きょう子議員（日本共産党）、三十日には堀川素人議員（改革）と中川賢一議員（自民党）、松原淳二議員（民主党・市民連合）が質疑に立つ見通し。

　北村議員は、学力向上について市教委に取組状況の説明を求めるもよう。また、選挙権年齢を二十歳以上から十八歳以上に引き下げる改正公職選挙法の成立を受け、市における主権者教育の方針を問う見込み。

　坂本議員は、全国学力・学習状況調査にかかわって、十四日に開かれた教育委員会会議において教科の領域ごとで市全体の平均正答率を公表することとしたことから、公表に踏み切った経緯や詳しい発表方法の説明を求める見通し。また、少人数学級について、実施校から子どもの学習意欲の向上やきめ細かな指導ができることなど成果が上がっていることから、積極的な推進を訴えるものとみられる。

　中川議員は、市における出生率が下がっている中で、子どもの育児・育成など少子化対策や、貧困対策について今後の方向性を問う見通し。

(市町村 2015-09-28付)