胆振教育局が道徳教育推進教師研開く　道徳の時間充実目指して　模擬授業や演習通して研修

（道・道教委 2015-10-13付）

胆振教育局が道徳教育推進教師研修

　【室蘭発】胆振教育局は一日、むろらん広域センタービルで第一回道徳教育推進教師研修を開催した＝写真＝。管内小・中学校および特別支援学校小・中学部の道徳教育推進教諭六十四人が出席。道徳の時間の充実等にかかわる説明・協議を通じ、道徳教育推進教師としての資質能力の向上を図った。

　この日は、道徳の教科化に向けて、移行期間に取り組むべきことや先進的な事例を学び、今求められている道徳教育について理解を深めることなどを重点に設定した。

　はじめに、義務教育指導班の米津理臣主査が、道徳科の実施に向けて各学校で実施すべき事項として、「まずは学校の重点項目を設定することが必要」と説明。それらを明確にし、共通理解を図っていくことも重要とした。

　続いて、東京都世田谷区立池之上小学校の橋本ひろみ指導教諭が「小学校および中学校学習指導要領の一部改正を踏まえた道徳教育の推進の在り方」と題して講義。また、道徳科の模擬授業を行い、道徳科における指導のポイントなどを紹介した。

　このあと、橋本教諭が、道徳科の授業づくりの基本や、学習指導案の修正、学習過程、教材の工夫などを説明した。このほか、学校、家庭、地域社会が一体となった道徳教育の推進に向けて、グループ協議や演習なども行われた。

　なお、二日には、苫小牧市教育・福祉センターでも同様の研修を実施。六十八人が参加し、道徳教育推進教師としての資質能力の向上を図った。

(道・道教委 2015-10-13付)