渡島局がＣＳ導入促進等協開く　実態に即した導入目指し　ディスカッションで議論深める

（道・道教委 2015-10-08付）

ＣＳ導入促進協議会

　【函館発】渡島教育局は九月上旬、渡島合同庁舎で二十七年度コミュニティ・スクール（＝ＣＳ）導入促進等協議会を開催した。約五十人が参加し、パネルディスカッション形式で進行。ＣＳの取組の発表や、学校および地域の実態に応じた導入促進の方策について協議した＝写真＝。

　パネルディスカッションでは、ＣＳの取組として、東京都三鷹中央学園コミュニティ・スクール委員会の四柳千夏子委員が、三鷹中央学園の取組内容を話した。

　四柳委員は、小学二年生活科において地域の商店を訪ねて話を聞く「まちたんけん」や、中学一年生が三鷹消防署と協力して避難所を想定した校内探検を行っていることなど、地域と連携した具体的な取組を例に挙げて説明した。

　続いて、道公民館協会の矢吹俊男事務局長が、ＣＳ導入三年目の寿都町での話し合いの事例について報告した。

　登別市教委教育指導グループの櫻井貴志主幹は、ＣＳの概要を説明し、開設までの手順や、教委の役割、学校運営協議会の内容など、運営体制について説明した。

　つぎに、「コミュニティ・スクールの導入に向けて」をテーマに、参加者が四人一グループで、パネリストの発表を踏まえて質問事項を出し合った。そのあと、「学校や地域の実情に応じた導入促進の方策」と題して、パネリストと参加者が意見交換。求められる学校作りについて議論を深めた。

(道・道教委 2015-10-08付)