地域人材による家庭教育支援推進事業 本年度、25市町でスタート 子育て相談へ「学びカフェ」開催 道教委(道・道教委 2015-10-07付)
道教委の「地域人材による家庭教育支援推進事業」が、釧路町など二十五市町でスタートする。本年度の新規事業として、各地で養成した家庭教育ナビゲーターが中心となって、子育てに関する学習・相談機会を提供する「学びカフェ」を開催するもの。家庭教育支援にかかわる「学びのセーフティネット」の構築を目指し、今後も実施市町村を随時受け付けていく。
少子化・人口減少が進み、地域や家庭の教育力低下が指摘される中、すべての保護者が家庭教育や子育てに関する学習・相談機会を日常的に得られるよう、全道各地に家庭教育支援にかかわる「学びのセーフティネット」の構築を目指す事業。
文部科学省「学校・家庭・地域の連携協力推進事業(家庭教育支援)」の補助事業。一日現在、実施を予定している二十五市町のうち、九市町が単独で行う。
実施市町村では、家庭教育「学びカフェ」運営協議会を設置。各地域に保護者等の相互学習を促進する家庭教育ナビゲーターの養成研修会を開催し、保護者が参加しやすい学びの場「学びカフェ」を開いていく。
うち釧路町では、九月末に子育て支援センターで学びカフェを開催した。家庭教育ナビゲーターの二人が運営し、読み聞かせサークル「さくらんぼの会」の協力を得た。親子十組二十三人に対し、読み聞かせを行ったあと、絵本を通じたスキンシップの在り方、絵本が子どもの発育に与える影響などについて情報提供を行った。十月末にも学びカフェを開催する予定。
道教委では、今後も随時実施市町村を受け付けていく。
一日現在の実施市町はつぎのとおり。
▽空知=砂川市、南幌町、栗山町、新十津川町(単独)
▽石狩=当別町(単独)
▽後志=小樽市、寿都町(単独)、黒松内町(単独)
▽胆振=白老町、壮瞥町
▽渡島=松前町、知内町(単独)、七飯町(単独)
▽上川=東神楽町、士別市
▽留萌=苫前町、小平町(単独)
▽宗谷=礼文町、浜頓別町、利尻町
▽オホーツク=滝上町、美幌町
▽釧路=釧路町、白糠町(単独)
▽根室=羅臼町(単独)
(道・道教委 2015-10-07付)
その他の記事( 道・道教委)
鶴羽委員を再任3定道議会で道教委委員の選任同意
二日に閉会した三定道議会では、道教委委員の選任同意案を可決した。 鶴羽佳子(つるは・よしこ)委員を再任した。任期は十月二十九日から三十一年十月二十八日まで。(2015-10-09)
公立中学校夜間学級設置で道教委 本年度から調査研究着手 札幌市教委と連携して推進
道教委は、本年度新たに、札幌市教委と連携して中学校夜間学級の設置に向けた調査研究を行う。文部科学省「中学校夜間学級の充実・改善等への取組事業」の一環。六日には、札幌市教委で第一回担当者会...(2015-10-09) 全て読む
渡島局がCS導入促進等協開く 実態に即した導入目指し ディスカッションで議論深める
【函館発】渡島教育局は九月上旬、渡島合同庁舎で二十七年度コミュニティ・スクール(=CS)導入促進等協議会を開催した。約五十人が参加し、パネルディスカッション形式で進行。CSの取組の発表や...(2015-10-08) 全て読む
学校司書の手引作成委員会議が初会合 期待される実務遂行へ 学校司書配置促進事業の一環 道教委
道教委は、「学校司書の手引」作成委員会議を発足した。本年度の新規事業「学校司書配置促進事業」の一環。六日に札幌市内かでる2・7で開いた第一回会合=写真=では、学校図書館の役割や学校司書の...(2015-10-08) 全て読む
江差北小・江差北中が教育研究大会 豊かな表現力の育成へ 外国語活動乗り入れ授業など 道教委実践指定校
【江差発】江差町立江差北小学校(角田昌宏校長)と江差北中学校(野村誠校長)は九月中旬、両校で小中一貫教育研究大会を開催した。小・中学校合わせて四授業を公開。うち、小学六年生の外国語活動で...(2015-10-07) 全て読む
道教委・ICT活用教育促進事業利尻仙法志小など10校タブレットの効果的活用研究
道教委は、ICT活用教育促進事業の実践指定校を決定した。本年度の新規事業で、利尻町立仙法志小学校など小・中・高校計十校を指定。三年間を通して、タブレットPCの効果的な活用方法について研究...(2015-10-06) 全て読む
道の子ども貧困対策推進計画 高校進学率アップなど素案に 指標・目標値を設定
道は、一日に開かれた道議会少子・高齢社会対策特別委員会で、「北海道子どもの貧困対策推進計画」(素案)で設定した指標・目標値について報告した。「生活保護世帯に属する子どもの高校等進学率」を...(2015-10-05) 全て読む
介助添乗員の研修等支援 特別支援スクールバスで道教委
道教委は、特別支援学校児童生徒のスクールバス通学にかかわって、バス事業者が雇用する介助添乗員の研修の改善・充実のため、研修の基本となる内容例の作成・配布など、支援に取り組む考えを示した。...(2015-10-05) 全て読む
若年層理解促進へ冊子を小中に配布 道総合計画PRで担当局長が答弁
九月二十八日に開かれた三定道議会予算特別委員会第一分科会(総合政策部所管事項審査)では、佐々木誠也政策局計画推進担当局長が道総合計画の理解促進のため、「今後、計画の内容をビジュアル化した...(2015-10-05) 全て読む
渡島局が特別支援教育充実セミナー 指導・支援の充実に向け 53人が演習・協議通し研鑚
【函館発】渡島教育局は九月中旬、特別支援教育総合推進事業「特別支援教育充実セミナー」を実施した。管内の幼・小・中・高校の特別教育支援コーディネーターなど五十三人が参加=写真=。説明や演習...(2015-10-05) 全て読む