渡島局が特別支援教育充実セミナー 指導・支援の充実に向け 53人が演習・協議通し研鑚(道・道教委 2015-10-05付)
特別支援教育充実セミナー
【函館発】渡島教育局は九月中旬、特別支援教育総合推進事業「特別支援教育充実セミナー」を実施した。管内の幼・小・中・高校の特別教育支援コーディネーターなど五十三人が参加=写真=。説明や演習および協議を通して、指導・支援の充実に向けた資質能力の向上を図った。
通常学級に在籍する、発達障がいを含む特別な教育的支援を必要とする幼児および児童生徒の指導や支援の充実に向け、校内研修や個別の指導計画の作成などに関する説明や演習を通して、各学校における特別支援教育のコーディネーター等の専門性の向上に資することが目的。
はじめに、義務教育指導班の永長明之指導主事(特別支援教育スーパーバイザー)が「指導や支援の充実」と題して説明。国の動向や道内の体制整備の状況、通常学級に在籍する支援の必要な児童生徒の具体的な状況、管内における授業づくりや学級づくりでの取組などを示した。
つぎに、道教委学校教育局特別支援教育課学校教育指導グループの神守一志主幹が「校内研修プログラムの活用」と題して説明。「障がいのあることに対する緊張感、疎外感などに共感することが大切」と呼びかけた。
また、秩序のある学級づくりとして、個別に温かく接する、二つ以上のことを同時にさせない、机間指導の際に声が大きくならないようにするなどの配慮を求めた。
このあと、個別の指導計画などの作成にかかる演習を行ったほか、学級・授業づくりについても演習・協議した。
参加者は、「体制づくり」から「指導や支援の充実」へとシフトしていくことの重要性を再認識するとともに、研修の成果を実践に生かすことを確認した。
(道・道教委 2015-10-05付)
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