道教委 小中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業 栗山高など計50校指定 12年間見通した全体計画策定(道・道教委 2015-10-15付)
道教委は、本年度新規事業「小中高一貫ふるさとキャリア教育推進事業」の研究指定校を決定した。十四管内で高校各一校と、当該高校が所在する市町内の小・中学校三十六校の計五十校を指定。各地で「地域未来づくり会議」を設置し、小・中・高校の十二年間を見通したキャリア教育の全体計画を策定する。研究指定期間は三年間で、職業体験やキャリア教育に関する講演会、地域住民との座談会などを行っていく。
地域の未来を担う人材を育成するため、地方自治体や地域の産業界などの支援を受けながら、研究指定校において、家庭生活の大切さや子どもを育てることの意義についての学習や、小・中・高校間の体系的なキャリア教育に取り組むことを目指す。
道教委では、研究指定校として、各管内一校ずつ計十四高校と、当該高校がある市町の十六中学校、二十小学校、計五十校を決めた。各地に外部有識者やPTA、経済団体、家庭教育サポート企業などで構成する「地域未来づくり会議」を設置していく。
設置後、二十九年度まで、地域の良さや地域で生活を営むことの意義について理解を深める「地域ダイスキ!プロジェクト」、地域で子どもを育てることの意義について理解を深める「子どもダイスキ!プロジェクト」を推進する。
「地域ダイスキ!プロジェクト」では、研究指定校のキャリア教育の取組状況や課題を分析し、小・中・高の十二年間を見通したキャリア教育の全体計画を策定する。
具体的には、職業体験やボランティア活動、地域活性化のアイデア提言、キャリア教育に関する講演会などを実施。十二年間を見通したキャリアノートをつくり、児童生徒が活動したことや考えなどを記入していく。
「子どもダイスキ!プロジェクト」では、高校生と地域住民が意見交換を行う座談会を開催。知事部局等がつくる家庭科副読本や出前授業なども活用する。
事業を円滑に進めるため、道教委関係者や有識者などからなる「北海道キャリア教育推進会議」を十一月五日にかでる2・7で開催する。
研究指定校はつぎのとおり。
▽空知=栗山高、栗山町立栗山中、栗山町立栗山小、栗山町立角田小、栗山町立継立小
▽石狩=北広島西高、北広島市立西の里中、北広島市立西の里小
▽後志=寿都高、寿都町立寿都中、寿都町立寿都小、寿都町立潮路小
▽胆振=穂別高、むかわ町立穂別中、むかわ町立穂別小
▽日高=平取高、平取町立平取中、平取町立平取小
▽渡島=福島商業高、福島町立福島中、福島町立福島小、福島町立吉岡小
▽桧山=桧山北高、せたな町立北桧山中、せたな町立北桧山小
▽上川=富良野緑峰高、富良野市立富良野西中、富良野市立富良野小
▽留萌=留萌千望高、留萌市立留萌中、留萌市立緑丘小
▽宗谷=利尻高、利尻町立沓形中、利尻町立仙法志中、利尻町立沓形小、利尻町立仙法志小
▽オホーツク=清里高、清里町立清里中、清里町立清里小
▽十勝=大樹高、大樹町立大樹中、大樹町立大樹小
▽釧路=弟子屈高、弟子屈町立弟子屈中、弟子屈町立弟子屈小
▽根室=羅臼高、羅臼町立羅臼中、羅臼町立春松中、羅臼町立羅臼小、羅臼町立春松小
(道・道教委 2015-10-15付)
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