本年度の助成団体決定 道と北洋銀のスポーツ応援事業
(道・道教委 2015-07-27付)

 道は本年度、包括連携協定を締結している㈱北洋銀行と「スポーツ応援事業」を行う。十二の市町村体育協会および障がい児者スポーツの九団体に助成することを決定。子どもたちに様々なスポーツを体験してもらい、自分に合ったスポーツをみつけるなど今後のスポーツ活動の参加を促し、体力・運動能力の向上を図っていく。

 北海道と北洋銀行は二十年八月に包括連携協定を締結しており、協働事業の一環として「スポーツ応援事業」に着手。ことし一月に北海道スポーツ応援連携覚書を調印しており、「子ども」および「障がい児者」のスポーツの裾野拡大を目指していく。

 「子ども」のスポーツでは、公益財団法人北海道体育協会と連携・協力し、道内十二市町村の体育協会で行われている「スポーツ体験教室(チャレンジクラブ地域版)」に対し、総額百万円を助成した。

 一昨年からモデル実施しているスポーツ体験教室は、子どもたちが様々なスポーツを体験することで興味・関心を高め、子どもの体力・運動能力の向上を図ることが目的。

 小学生に「自分にあったスポーツ」「自分が好きなスポーツ」をみつけてもらうとともに、身体の使い方やスポーツの楽しみを体験し、その後のスポーツ活動に参加するきっかけにしてもらう。

 「ソフトボール」「ニュースポーツ」など十二市町村で延べ八十三回のスポーツ教室の開催を計画している。

 「障がい児者」スポーツでは、公益財団法人北海道障害者スポーツ振興協会と連携・協力して障がい児者のスポーツ団体九つに対し、総額百万円を助成。

 ジャックボール(目標球)に向けてボールを投げたり、ほかのボールに当てたりして、いかに近づけるかを競うボッチャなどのスポーツ教室を行う。

 助成を受けて実施する団体はつぎのとおり。

▼子どものスポーツ

▽石狩市体育協会(テニス・体操・柔道・ソフトボール・バスケットボール)

▽士別市体育協会(卓球・バドミントン・水泳・バスケットボール・アウトドアスポーツ・フットサル・ミニバレー・カーリング)

▽標津町体育協会(卓球・グラウンドゴルフ・ソフトバレー・フットサル・バドミントン)

▽清水町体育協会(コアキッズ体操・ソフトバレー・ティーボール・ユニホック・ボウリング・パークゴルフ・ドッジボール)

▽知内町体育協会(野球・バレーボール・陸上・バドミントン・サッカー・陸上)

▽当麻町体育協会(ソフトボール・水泳・ソフトテニス・バドミントン・バスケットボール・柔道・卓球・スキー・スノーボード)

▽泊村体育協会(体操・なわとび・ミニバレー・スポーツチャンバラ・スケート・空手道)

▽美瑛町体育協会(ニュースポーツ・サッカー・野球・柔道・バスケットボール)

▽美幌町体育協会(ユニホック・スポーツフィッシング・水泳・トレイルラン・ツリーイング・カヌー・タグラグビー・バレーボール・ペタンク・スケート・スキー)

▽陸別町体育協会(空手道・バドミントン・野球・サッカー)

▽留萌市体育協会(コオーディネーショントレーニング・跳び箱・マット・サッカー・バスケットボール・バドミントン・バレーボール)

▽稚内市体育協会(水泳・野球・サッカー・ボウリング・柔道・ダンス・カーリング・ラグビー・テニス・バスケットボール)

▼障がい児者スポーツ

▽旭川障がい者文化スポーツ振興支援会(旭川市、障がい者スポーツ全般)

▽NPO法人kitemita.la(札幌市、ゴルフ)

▽小樽たんぽぽ(小樽市、水泳)

▽釧路湿原全国車いすマラソン大会実行委員会(釧路市、車いすマラソン)

▽Team Paramount Adventure(札幌市、障がい者の野外活動)

▽バスケ555(名寄市、バスケットボール)

▽パラレルクラブ(旭川市、クロスカントリースキー)

▽北海道ハンディキャップ水泳連絡協議会(函館市、水泳)

▽北海道ボッチャ協会(岩見沢市、ボッチャ)

(道・道教委 2015-07-27付)

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