胆振局がコンプライアンス講座　個人の意識改革図る　不祥事多発踏まえ独自展開

（道・道教委 2015-07-27付）

局独自の取組として、２７年度は８回開催

　【室蘭発】胆振教育局は、管内学校職員の不祥事が多発している状況を踏まえ、コンプライアンスに関する個人の意識改革を図ることを目的に「コンプライアンス出前講座」を実施している＝写真＝。胆振教育局独自の取組として、今月二日を皮切りに実施しているもの。本年度は計八回の開催を予定。不祥事全般の防止に向け、先月決定した重点目標・取組について周知徹底を図っていく。

　本年度のコンプライアンス確立会議は先月に開催。重点目標は、「交通違反・事故、体罰、わいせつ・セクハラ、個人情報の紛失の未然防止～コンプライアンス意識の徹底」、重点取組は「職場研修の実施」「特色ある取組の実施」と設定した。

　しかし、管内では依然として、職員の交通違反・事故や個人情報の紛失、体罰等の不祥事が多発している状況。前年度はコンプライアンス確立期間内に個別研修を実施したが、不祥事発生件数をみると、取組の効果が発揮されたとはいえない状況にある。

　このため胆振教育局では、コンプライアンスに関する個人の意識改革や、不祥事を起こさない環境づくりが必要と判断。これまで以上の集中的な取組の一つとして、管内の校長会・教頭会等を訪問し、出前講座を実施することとした。

　本年度の出前講座は、管内七市町で計八回の開催を予定。二日に壮瞥町で行われた初開催を皮切りに、これまで五回開催している。今後は、八月五日にむかわ町、八月二十五日に安平町、十一月十七日に室蘭市での開催を予定。不祥事全般の防止に向け、コンプライアンス意識の醸成を図っていく。

(道・道教委 2015-07-27付)