２７年度「おとどけアート」事業　星置東小など３校に　音楽等様々な芸術活動展開

（市町村 2015-09-09付）

　芸術家を小学校に「転校生」として一定期間派遣し、ともに作品などを作る「おとどけアート事業」の本年度実施校がまとまった。札幌市立星置東小学校、栄東小学校、平岸高台小学校の三校に芸術家が訪問。子どもたちのほか、教職員や保護者、地域住民と積極的に交流し、芸術を作り上げる。

　同事業は、芸術家を小学校に「転校生」として派遣。芸術家を子どもたちにとってより身近な存在とした上で、芸術家の活動にふれながら、日常の学校生活では味わうことのない刺激のある時間と空間を子どもたちに提供する。主催は一般社団法人ＡＩＳプランニングが事務局を務めるおとどけアート実行委。

　本年度訪問する三校のうち、星置東小学校では音楽家の永田壮一郎氏が一～十一日まで訪れる。期間内の平日で中休みや給食時間、昼休みや放課後などで子どもたちと交流。校内にある楽器を演奏するなど、活動を通じて子どもたちのほか、教職員や保護者、地域住民と積極的に意見を交わしながら、音楽を紡ぎ出していく。また、滞在期間中は授業にも参加する。

　栄東小学校では、十一月ころにメディアアーティストで札幌大谷大学講師の小町谷圭氏が来校する。学校の素材を生かし、創造活動などを行う予定。

　平岸高台小学校では、来年二月ころに現代芸術家の黒田大祐氏が訪れる。冬をテーマに雪を使い、地域とかかわる活動を行う予定となっている。

(市町村 2015-09-09付)