江別市が第２回総合教育会議開く　教育大綱を全会一致で決定　学校教育・スポーツ推進など１０分野

（市町村 2015-09-04付）

江別市総合教育会議

　江別市は八月三十一日、市役所本庁舎で第二回総合教育会議を開催した＝写真＝。三好昇市長、支田英孝委員長、月田健二教育長ら九人が出席。｢未来のえべつを支える元気で情操豊かな子どもたちの育成｣｢心の豊かさを実感できる成熟した生涯学習のまち・えべつの実現｣を基本理念とする教育大綱を全会一致で決定したほか、市における社会教育の現状と課題について協議した。

　会議は、市長と市教委が、十分な意思疎通を図り、課題および目指す方向性を共有しながら教育行政を推進していくことを目的としている。

　議事では、教育大綱の基本理念および基本方針を全会一致で決定した。基本理念として、｢未来のえべつを支える元気で情操豊かな子どもたちの育成｣｢心の豊かさを実感できる成熟した生涯学習のまち・えべつの実現｣の二点を据えた。基本方針は、「学校教育」「スポーツ推進」の十分野にわたって設定している。

　引き続き、江別市第六次総合計画において、教育に関する政策の一つとして挙げている｢生涯学習・文化｣について協議。①生涯学習②文化・芸術③スポーツ―に関して議論した。

　うち、文化・芸術に関しては、｢市民がさらに積極的に様々な文化・芸術活動に参加するよう奨励すること｣｢郷土学習を充実し、文化財とともに郷土芸能などの保存と活用を図り、後の世代にも正しく継承していくこと｣と課題を挙げた。

　その中で、同市の文化や芸術に対する児童生徒等の理解深化に向けて、｢学校の行事で文化財を見学する機会を増やすべき｣｢小・中・高を対象に見学させることで、文化や芸術に対する視点も変わるのではないか｣といった意見が挙がっていた。

(市町村 2015-09-04付)