鷹栖町が第１回総合教育会議開く　困り感のある子支援など　大綱案の重点７施策協議

（市町村 2015-10-27付）

鷹栖町が第１回総合教育会議

　【旭川発】鷹栖町は二十一日、役場で第一回総合教育会議を開いた＝写真＝。谷寿男町長や打本厚史教育委員長、宝田庄十郎教育長などをはじめ、十三人が出席し、教育大綱案について協議。二十七～三十一年度までを期間とし、教育行政や小中学校教育など、重点的な施策として七項目を設定。困り感のある子どもへの支援をはじめ、各項目で取り組む施策を盛り込んだ。

　冒頭、あいさつに立った谷町長は「子どもの学力や道徳心の向上、町民の生涯学習をまちとしても重視し、施策の充実に努めている。町民が住み良く、町外の方が文化あふれるまちを感じることができるよう、今後も教育の推進に当たりたい」と述べた。

　つぎに、総合教育会議設置および運営の趣旨を確認したあと、担当者が教育大綱案について説明した。

　二十七～三十一年度までとした大綱案では、町第七次総合振興計画や地方創生総合戦略を踏襲。まちづくり計画と教育の一体化を図ることとした。加えて、同計画の「みんな笑顔であったかす　いきいきとした生涯元気なひとづくり」を基本方針とした。

　その上で、①教育行政②小中学校教育③幼稚園・保育所・高校・養護学校④地域間交流⑤社会教育⑥芸術・文化⑦スポーツ―の七項目を設定。各項目で取り組むべき施策を盛り込んだ。

　うち、①では、関係部署が連携して困り感のある子どもを支援。②では、学力の定着や特別支援教育の充実、いじめ・不登校への適切な対応、子どもの基本的な生活習慣の見直し、学校環境の整備などに取り組む。

　③では、それぞれが横断的に情報共有することで、子どもの力を伸ばすほか、鷹栖高校の存続に向けた取組の充実を図る。

　④および⑤では、読書環境の整備や、町民による吹奏楽団を支援し、町民が文化にふれる機会を増やす。⑥については、多くの町民がスポーツやレクリエーションを楽しめる施設整備に努めることとした。

　このあと、協議に移り、①について町の福祉課との連携を視野に入れた取組を要望する声が上がっていたほか、発達支援に関する相談窓口の充実を求める意見があった。

　なお、第二回会合は、十一月中旬に開催する予定。

(市町村 2015-10-27付)