道教委・柴田教育長が教育状況調査　それぞれの取組に関心　渡島で実習船や美術館など訪問

（道・道教委 2015-11-09付）

柴田道教委教育長が渡島管内教育状況調査

　【函館発】道教委の柴田達夫教育長は、十月下旬の二日間、渡島管内で教育状況調査を行った。初日は、渡島教育局所管の実習船・北鳳丸や道立函館美術館を視察。施設や事業などについて説明を受けた柴田教育長は、施設にかかわる職員をねぎらうとともに、それぞれの取組について強い関心を寄せていた。

　今回の視察には、渡島教育局の辻俊行局長、道教委総務課総括グループの小倉賢治主査らが随行した。

　一行は初日、函館港と函館美術館を訪れた。函館港に停泊している北鳳丸の視察では、渡島教育局実習船管理室職員から一年間の実習内容や、函館水産高校、小樽水産高校、厚岸翔洋高校の三校で実施している実習、調査内容の説明を受けた＝写真＝。

　柴田教育長は、実習内容や水産高校の就職状況などを興味深く質問していた。

　このあと、函館美術館に移動。堤邦雄館長らから本年度の展覧会や教育普及事業の説明を受けたあと、特別展「勅使河原蒼風の眼と美の潮流」と常設展を視察した。柴田教育長は、久米淳之学芸課長の説明を聞きながら展示を観覧し、作品についての質問をするなど、高い関心を寄せていた。

　視察を終えた柴田教育長は「実習船は、実習後に生徒が成長するということで、先生方はとても大変な苦労だと思うが、これからも頑張ってほしい」「美術館は、展示や企画などに隠されたねらいがたくさんあって、とても興味深かった」と述べていた。

　二日目は、熊石高校閉校記念式典に出席したあと、八雲町郷土資料館を視察した。

(道・道教委 2015-11-09付)