道教委・田澤委員が斜里高、東藻琴高へ　教育現場の取組を視察　斜里高では特別授業の講師も

（道・道教委 2015-11-09付）

道教委・田澤委員が斜里高など視察

　【網走発】道教委の田澤由利委員は十月中旬、斜里高校（狩野康弘校長）および東藻琴高校（森浩之校長）を視察した。管内で展開されている教育施策や各種事業、教育現場における様々な取組について理解を深めた。

　斜里高では「情報ビジネス系列」と「知床・産業系列」の科目選択者八十三人から学習活動報告がされたあと、田澤委員が講師となり「いつでもどこでも学習や仕事ができる未来を体験しよう」をテーマに「ＩＣＴとテレワーク」に関する授業を行った＝写真＝。

生徒はＩＣＴを利用することによって、地域の人材育成、雇用の創出、地域サービスの向上等に効果的であることに加え、テレワークを用いることで場所や時間にとらわれない働き方が選択できるので、多様化する個人のニーズやライフスタイルに対応が可能であることを学んだ。

生徒たちは「ＩＣＴやテレワークには将来の可能性を感じた」「様々な働き方があり、将来の職業について選択肢が増えた」などの感想を述べていた。

　ヤフー㈱との協働事業に取り組んでいる東藻琴高では、電子商取引体験学習の授業を視察した。ヤフー職員が講師となり、東藻琴高二年生の生徒にインターネット上に店舗を開設するためのネットショップページを作成する授業を行い、講師の質問に生徒が答える場面などを委員は興味深く参観していた。

(道・道教委 2015-11-09付)