〝秋〟のおすすめはこれ！　道教委・道立生涯学習推進センターが読書週間で書籍展初開催　１６日まで

（道・道教委 2015-11-10付）

読書週間「秋」のおすすめ書籍展

　道教委および道立生涯学習推進センターは、十一月二～十六日まで札幌市内かでる２・７九階で「読書週間〝秋〟のおすすめ書籍展」を開催している＝写真＝。道教委の柴田達夫教育長やコンサドーレ札幌の選手などがお薦めの本を紹介しているほか、食やスポーツに関するコーナーを設置。読書の魅力を伝え、子どもたちの読書活動や体験活動の充実を呼びかけている。

　秋の読書週間（十月二十七～十一月九日）に合わせて、道教委、ＪＡグループ北海道、道教育大学、道フットボールクラブの四者相互協力協定を締結している各団体の代表者の推薦図書や、各団体の取組と秋を組み合わせた「食・スポーツ・学び・読書」をテーマとする展示を行うことで、子どもや地域の読書活動や体験活動の普及・啓発を図るために初めて開いた。

　「子どもに読んでほしい本」「子どものころに感銘を受けた本」をテーマとした「おすすめの一冊展」では、ＪＡ道中央会の飛田稔章会長、㈱北海道フットボールクラブの野々村芳和社長、コンサドーレ札幌の都倉賢選手、道教育大の蛇穴治夫学長、道教委の柴田教育長が推薦図書として、地球の誕生や食、柔道、心理学に関する本などを紹介している。

　柴田教育長は、五木寛之著『さらばモスクワ愚連隊』（講談社）と、シェル・シルヴァスタイン著『おおきな木』（篠崎書林）を挙げ、「社会への反発や虚無にあこがれる一方、本物や真実にひかれる自分がいることに気づかされた本」「親の愛を気づかせてくれる大人の絵本」などと感想を掲示している。

　このほか、ＪＡグループのコーナーでは食に関する本、道立図書館のコーナーでは絵本や作家に関する雑誌を設置し、道教委では早寝早起き朝ごはん運動、生活リズムチェックシートなどに関する資料を配布している。

　四者相互協力協定に基づく「輝け☆北海道の子どもたちプロジェクト」のパネルも展示し、コンサドーレの試合会場で使用済み図書を回収し本の少ない施設へ贈る活動、体力向上、食育推進などの取組を報告していた。

　道教委生涯学習推進局生涯学習課の吉原和夏子主幹は、「食やスポーツに関心をもつとともに、新たな視点で読書を楽しみ、違った世界を見てほしい」と多くの人の来場に期待している。

(道・道教委 2015-11-10付)