渡島局「ＪＯＭＯＮ　ＪＡＰＡＮ」　親子で縄文文化知って　４８人が住居跡や発掘品見学

（道・道教委 2015-11-10付）

「ＪＯＭＯＮ　ＪＡＰＡＮ」発見・体験ツアー

　【函館発】渡島教育局は十月下旬、函館市縄文文化交流センターと大船遺跡で「ＪＯＭＯＮ　ＪＡＰＡＮ」発見・体験ツアーを開催した。小・中学生や保護者など四十八人が参加。竪穴住居跡や縄文時代の発掘品を見学したほか、ミニチュア縄文土器づくりを親子で楽しみ、縄文文化に対する理解を深めた。

　子どもたちに、管内の大船遺跡や世界文化遺産登録を目指している縄文遺跡、国宝「中空土偶」をはじめとする土器・石器などの縄文文化を学び体験する機会を提供し、縄文文化を継承する人づくりや認知促進を図ることをねらい、渡島教育局地域教育政策推進事業として実施した。

　本年度は、管内の小学四～六年生のほか、保護者、教職員も参加対象としたところ、定員を上回る希望者が集まった。

　参加者は、移動バスの車内で、渡島の縄文文化の概要について説明を受けたあと、大船遺跡を見学。大きな竪穴住居跡や盛土遺構を復元している「縄文のにわ」、縄文時代の姿の再現を目指す「縄文の森」などを見学した。

　続いて、函館市縄文文化交流センターを見学し、センター職員の説明を受けながら国宝「中空土偶」などの展示物を見学し、縄文文化や縄文のくらしなどを学んだ。

　そのあと、ものづくり体験では、縄文時代に使われていた土器のミニチュアづくりに挑戦＝写真＝。親子で試行錯誤しながら楽しんでいた。

　参加者は、「展示物やミニチュア土器づくりを親子で楽しめた」などと、縄文文化について親子で興味・関心を深めていた。

(道・道教委 2015-11-10付)